1巻が非常に面白かった「ツキとおたから」の最新2巻。
と、いってもこの2巻では大きく話が動く感じではなく、少しずつ複線や後の展開につながる要素を
ばら撒いたという構成になっていて少々つなぎっぽい読後感を受けるものの
確かな独自性と日常描写の切れの良さでやはり印象に残る漫画でした。
3巻以降は大きく話が動く、また展開していくと思うのでそれも楽しみである。
1巻の後半で開かれたオークションのいざこざの解決編、
ツキが見習いとして勤める「おたから」を管理・または悪用するものを成敗する「列品管理局」の頭である千葉雪村についてのこと
そして前述のオークションで知り合った人物の息子のおたからを巡り、再び騒動が巻き起こる。
2巻の内容としてはこういう流れだが、間にたけるのエピソードや複線を描いたり、列品管理局の千葉雪村以外の面々が徐々に終結したりと
なかなかの構成力で物語を魅せてくれる。
このテンポ感の良さはやはり読んでて気持ちが良い。余計な待ちがないので。
旗士同士の対決も本格化してきたけれど、骨董品からモンスターが出てきて戦うという構図はやはり面白い。
明治時代(だよね)の背景と、いわゆるモンスター召還というアイデアの組み合わせは個人的に新鮮である。
あと、繊細で落ち着いた絵柄で激しい攻防を繰り広げるギャップ感も受ける。
しかしツキとたけるの根本的な可愛いさ・おしとやかさにも目が行くなあ。
私個人としてはたけるが一番好きだが、ツキのけなげで頑張り屋なところはいわゆる大和撫子ってやつを髣髴とさせる。
たけるのミステリアスな危うさ・行動の面白さも注目してしまうけど。
なんというか、単純に可愛い!って思える反応のレベルがやたら高いと思う。まずは表紙とか、見かけから入ってもいいかも。しっかり中身もついてきます。
おまけページのたける・ツルギ・芽衣による妄想劇場も笑ってしまった。これは本誌ではNGかも。
謎や複線が多い漫画だが、実際の読後感は丁寧で判り易いのがすてき。
ツキたちの「本当の目的」に関しても明かされる2巻。推奨。