Twitterについて調べていて手にとった。これで4冊目。著者はアルファブロガーといわれるネット界のオピニオンリーダだそうだ。
ビジネス利用については、
・「儲かるか?」という問いには「儲からない」といったほうが適切かもしれません。p136
と、類書に比べて冷静なのが面白い。一方で既にビジネスに利用している日本の事業者へのインタビューが5本も掲載されていて、一次情報が豊富なのが本書の特徴といってよい。ことに広瀬香美のTwitterインタビューは他にないものでちょっと度肝を抜かれた。ビックリである。
しかし、ここまで4冊あたってどれもネタがほとんど同じなのが気になる。同一テーマで調べ事をしていて、これほど同じネタばかりが続くのは初めてだ。底が浅いのか、もしくはここまで調べた津田氏、神田氏、小山氏、そして本書のコグレ氏がつまりは同じコミュニティのメンバなのか、どちらかだろう。
・10%のユーザが90%のつぶやきをしている。
(登録者の)半数以上は74日に1回以下の割合でつぶやいている p126
とある。この4人はもちろん、90%をつぶやいている10%なのだろう。4冊読んでTwitterの威力はそれなりに理解したつもりだが、これを知るとちょっと腰が引ける。
メディア論、IT技術トレンドとしての考察は少ないが、コミュニケーション論としては参考になることも多い。4冊の中では2番目くらいだと思う。悪くはない。