ベルティーニ指揮のマーラー四番の第二楽章のバイオリンの表現の余りの上手さに「あっ私が都響を好きなのは、この人が居るからだ」と思い(ベルティーニのマーラーも、朝比奈さんのブルックナーも同じ響き方で心地好いんだね)…検索すると「えッこの兄ちゃん(失礼(笑))だったの」ますますビックリ。七十年代の初め、カール・ベームが若いゲアハルト・ヘッツェルをコンマスに据えた時と同様のサプライズなんですね。
ソロバイオリニストではなく、あくまでコンマスなのだと言う主張が演奏にモロに出ていて気概を感じる…私が好きなワルター・バリリ、シュナイダーハン、ヘッツェルの様なタイプの人…だからウィーンフィル信者の私にも都響は心地好いのかと納得です。
【1】【3】は私の苦手な曲だが、この演奏は素晴らしい!甘くない。むしろ山葵を利かせた鉄火巻きの様にパリッとしててツンっと来る…実に小気味よい…私的には決定盤。都響も素晴らしい。
【4】は耽美的なだけでなく凛として、尚且つ深い…名演です。これに匹敵する演奏はそんなに無いはずです。
【5】に私は矢部さんと都響の音楽の目指す方向性を感じる…ってか、真っ直ぐウィーンの方を向いてる(笑)これは私的にはベストトラックですね。んーっ…ここまでやるんだったら、モーツァルトの協奏曲全集も出して欲しい。