一言で言ってしまえばライトノベル+カイジ。
金銭もしくは自分自身を賭し危険なゲームに挑む主人公、人間のどろどろとした心理面を描いた物語は既刊の「扉の外」シリーズと被る面が多々あります。
それをワンパターンと見るか作者の得意分野と見るかは人それぞれだと思いますが、私は後者でした。
「扉の外」とストーリーは違えど、話の持つ雰囲気や表現の手法にはさほど差はありません。
しかし、この人の書く文章には「続きが気になる」「早く先が読みたい」と思わせる力があります。
また「扉の外」とよく似ているという点に関しては、わざと共通点を作っているような節があり(ゲーム内の通貨単位がオーレであるなど)、もしかしたら「扉の外」で広げた風呂敷をこのシリーズで畳もうとしているのかもしれません。
これについては現時点では情報が少なすぎて断定はできませんが…。
ともあれ続刊が出そうな終わりかたをしているので、きちんと締めくくってくれることを期待します。