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ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)
 
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ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2) [文庫]

ニーチェ , Friedrich Nietzsche , 氷上 英廣
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

晩年のニーチェ(1844‐1900)がその根本思想を体系的に展開した第一歩というべき著作。有名な「神は死んだ」という言葉で表わされたニヒリズムの確認からはじめて、さらにニーチェは神による価値づけ・目的づけを剥ぎとられた在るがままの人間存在はその意味を何によって見出すべきかと問い、それに答えようとする。

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1967/4/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003363922
  • ISBN-13: 978-4003363928
  • 発売日: 1967/4/16
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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75 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
まず、編集方針に好感が持てる。煩雑な訳注は一切除き、なるべく訳文だけで分からせることができるよう工夫されている。読者は本文に集中し、また自分で思考を巡らすことができるわけである。

この第一部では主に、晩年のニーチェの思想の二大柱の一つである、新しい価値の樹立者「超人」が語られる。ニーチェは「生きるための哲学」、いわゆる「生の哲学」を教える人だ。この散文物語の冒頭で、ツァラトゥストラは形而上的な神の世界を説く者を「幻の背後世界を説く者」として糾弾し、そのような世界は「まことに、およそ存在を証明するのも、また存在をして語らせるのも難い」と叫び、不可知論を展開する(ニーチェは決して無神論者ではない)。『反キリスト者』においてニーチェはキリスト教を「生の敵対者」として攻撃するが、ニーチェの徹底的に生に拘る姿勢、生きる力を伸長することに全てを注ぎ、死の要素を徹底的に遠ざける姿勢は、現代に生きる私達にとっては、ことによると苛烈に過ぎるように思えるかもしれない。

しかし、大切なのはニーチェの思想をそのまま受け入れることではなく、それを自分との関係においてどのように捉え、どのような意味を与えるか、自分の血肉にするかであるはずだ。ニーチェの著作は時間をかけるに値する豊かな素材を提供してくれる。

また、ニーチェは一流の心理学者でもある。散文物語の随所に現れる人間心理への鋭い洞察、辛辣な箴言は、読者を飽きさせない力を持つ。

繰り返し読むに値する書である(下巻に続く)。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「神は死んだ」や「超人」といった語句を社会科で学んだのみで、著書に実際に触れることのないまま40歳を過ぎてしまった私ですが、今回初めて本書を通読し、その思想の一端に触れることができました。

本書は、第1部から第4部までの4部構成ですが、長らく山に籠もっていたツァラトゥストラが30歳となり、山を下りて、民衆や弟子に語りかけるという展開の物語形式となっていることに注目です。
いわゆる哲学書と違い、その詩的とも言える文体は、「哲学」なんて難しそう、と敬遠している方でも、読みやすい内容になっていると思います。

キリスト教を基底とした人生観が崩れた19世紀の西洋、という時代背景を押さえておけば、高校生でも完読することは可能な書物であると感じています。

本書では、上・下巻とも巻末にかなり詳細な解説が付いており、ニーチェの思想に初めて触れる方であれば、先にこの解説を読んでから、本文を読むという読み方でも良いのではないでしょうか。

その思想性については、多くの解説書や研究書が出ているので、そちらに譲るとして、私は、「2001年宇宙の旅」という映画との関連で感想を述べます。

1968年公開のこのSF映画、オープニングテーマが「ツァラトゥストラはかく語りき」という曲であることから推察されるとおり、ニーチェの思想に影響を受けていると思ってはいたのですが、本書を読んで、これは「ニーチェの思想」そのものの映画化と言ってもよいのではないか、と思いました。

映画の物語展開の鍵となる「謎の石版」、これが本書では、「民族の善を刻んだ石の板」が登場しますし、映画に登場する「スター・チャイルド」も、本書でたびたび語られる「子ども」と関連があるようです。
そもそもラストシーンが「超人」を映像化したものでないか…。

若いうちに触れておいて、決して損はない、偉大な思想だと痛感した次第です。
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54 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 何年かで1番感動した1冊です。
 ニーチェの作品を読むのはこの本が初めてでした。全く作者についての知識がなくても、充分に醍醐味を堪能できたと思います。

 読後には、型にはまれぬ事を恐れず生来の情熱や欲望を持ってもっと激しく生きられないのか、と、作者から挑戦状を渡された気分になりました。

 メディアや周囲が言う常識や戒律が、どこか冷え切って感じる方、創作に携わる方、ニヒリズムに囚われている方、などなどに是非お勧めしたい本です。

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投稿日: 2008/5/31 投稿者: Taejun
小説として読むニーチェ
色々なレビューがありますがこの視点のレビューが無いので書いてみます。

私が読んだ感想は一言「笑えます」。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/29 投稿者: 河童
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