読了しました!
すごく面白く、かつ中身の濃い本でした。
最近は人生訓的な本や対談集を読む機会が多く、こういうストーリーものを読む機会が非常に少なかったので、すごく新鮮味がありました。
物語的には、サクセスストーリーそのものや最後に生み出した商品(ランコス・ゼロ)など比較的凡庸なものでしたが、何よりチーム・ビルディングの進み方(進め方)がすごく参考になりました。読みながらシンクロさせていたのが、今年7月まで1年間参加していた社外活動"Nissan LPIE(Leadership Program for Innovative Engineers)"での経験。
まさに白紙のところに知らない人間数名が集められ、堂々巡りを繰り返しながら、あるとき視界が開けて"VegeLoop"という野菜の流通革命プロジェクトを起案し、実施主体へとハンズオンしていきました。
という訳で、主人公と私は性別も置かれた状況も異なるものの、物語の中に自分を投影して読み耽ることができました。
物語が終わった後に、「ダーウィン・ノート」として「学習する組織」をつくる法則が13点書き連ねてあり、いずれも非常に重要なことだと感じましたが、個人的に最も賛同するのは法則7の「パーソナルマスタリー」でした。
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・私は、なぜこの仕事に取り組むのか?
・私は、この仕事で何を達成したいのか?
・私は、この仕事を通じて何を得る(学ぶ)のか?
・私は、次に何をしたいのか?
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・私の動機(モチベーション)の源泉は何か?
・私は、自分らしさを活かし、世の中あるいは、周囲に対して、どのような貢献をしたいのか?
・私の追い求める夢(ビジョン)は何か?
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上記のNissan LPIEで気付いたのですが、物事を一人称で捉えられなければそれを成功させるパワーが生まれにくいのです。要は「与えられた仕事」をやるのでは成長スピードが鈍い(端的に言えば「やる気が起きない」)ということです。「これは自分(達)の意思で取り組んでいるんだ!」と心から思えることが何よりも重要です。
あと、小さいところでは、これに発奮しました。クライアントへのプレゼンがうまくいかないという会社員Tに喫茶店のマスターが掛けた言葉です。
「ところで兄ちゃん。落ち込んで受注が増えるんだったら、もっと大々的に落ち込んだらどうだ。」
そうだよな〜。愚痴こぼして調子が上向くなら永遠に愚痴りまくるけど、そうじゃないですもんね〜。愚痴はほどほどにして、上に書いた「パーソナルマスタリー」に基づき、自分自身に問いかけをしているほうがはるかに有意義ですね。
今まさに、頑なになりつつあるこの頭。半年先に起きる環境の変化のことしか既に頭になかったのですが、もう1回、いや何度も本書から得られた示唆を実践し、周囲の環境を「学習する組織」に変えることができれば、私の2年間の出向期間ももっと実りあるものになるかもしれないと思った次第です。
実に素晴らしいタイミングでこの本に出会いました。著者の熊平さんに是非御礼申し上げたいです。