現場の事例が少なく、現場のリーダーの実際の声も無く、読んでいてひどく退屈でした。
述べられていることはひどく抽象的で、具体性が欠けています。
その一方で、理論としての体系化もロクに行われていません。周辺分野についての言及も
少ないです
(せめてプロジェクトマネジメントの知識体系くらいには言及して欲しかった…)。
著者の専攻は組織心理学とのことですが、心理的な話はともかく、組織運営の知識・見識は
本書にはほとんど現れていません。唯一の例外は「コンピテンシーの育成」の箇所ですが、
これは著者の研究対象だから入ったもののようで、チームマネジメントとの関係はあまり
説明されていません。
そもそも、本全体の構成がいい加減で、章によっては章のタイトルと内容が微妙に
ずれています。
読んでいてイライラさせられるので注意が必要です。
実務家には退屈な、学者センセイの「思い付き」と思うほうがよいと思います。