著者のムラタぐこと村田祐造は、現代を生きるサムライである。
東大ラグビー部という「超」弱小チームから日本一を争う三洋電機でプロラグビー選手になり、文字どおり体を張って闘ってきた。
ラグビー日本代表チームのテクニカルコーチとして、きれいごとだけではない戦いの最前線で悩み・試し・失敗し・成功してきた。
何度か彼の研修・タグラグビーを使ったセミナーを受講したことがあるが、常に全身で戦い、全身で笑い、全身で泣き、全身で語りかける彼の辞書に、「テキトー」や「ほどほど」といった類の言葉は存在しない。
その「現代のサムライ」ムラタぐが、文字通り魂を削って書き上げたのが本書だ。
著者のこれまでのトライ&エラーの集大成と言える内容である。
一見すると方法論を紹介しているかに見えるページからも、方法論の裏側に存在する熱いメッセージが活字を通してビリビリと伝わってくる。
社会はあまねくチームでできている。そのチームを構成するメンバーのひとりひとりが、ハッピーになってほしい。
そういう著者の想い、バイブレーションが伝わってくる。
私が尽くす百万言は、本書の1頁にはるかに及ばない。
手にとって読んで、感じて、ひとつでもふたつでもワークを試してみていただきたい。