愛しのチロ (平凡社ライブラリーoffシリーズ)から、ずっと見つめ続けてきたチロちゃん。
チロちゃんが天国に逝った時のアラーキーの言葉が、「あんなに俺を愛してくれた女はいない」でした。
「愛しのチロ」の頃のチロちゃんは、遊び盛りの若い猫。
やがてチロちゃんにも老いが来て、寝たきりになって、天国に旅立ってしまいました。
私も今まで、数匹の愛猫の死と病に伏せた姿を見つめ続けましたが、アラーキーのように写真撮影することができませんでした。
この写真集を見ると、アラーキーの愛情がひしひしと痛いほど感じられます。
自分も愛する猫達を、老いて寝たきりになっても、死体になっても、骨になっても、全てが愛する猫の姿だから写真に残しておけばよかったかな?と後悔しました。
やせてガリガリになった寝たきりのチロちゃんですが、そのつぶらな瞳は若き日の「愛しのチロ」の澄んだまなざしと全く同じで、涙を誘います。
本当に天使の瞳です。我が家の猫も最期は、同じまなざしをしていました。
チロちゃんは、アラーキーに「こんなに私を愛してくれた男はパパだけ、ありがとう。」と言っているような気がします。
チロちゃんの事を、骨まで愛して、いつくしんだ写真が衝撃的。
まさに愛の記録です。