内容紹介
18世紀前半に実在したコメディ・フランセーズの女優、アドリエンヌ・ルクヴルールは、 貧しい家に生まれながらも、その生来の美貌と表現力で注目を浴び、同座での10 余年の活 躍中、彼女は100 以上の演目(うち22 は初演)で合計1,884 回の舞台を踏んだとされるほ どの人でした。ザクセン伯モーリッツとの恋愛も周知の事実でしたが、彼女の死因について は諸説があり(毒殺とも自然死とも、そのドラマティックな生き方に触発されたスクリープ とルクジェによって戯曲が書かれ、このオペラの元となったのです。このオペラ「アドリア ーナ・ルクヴルール」はチレーア(1866-1950)の代表作です。本来はかなり込み入った粗筋を持つ原作を、台本作家のコラウッティはわかりやすいドラマに書き換え、18 世紀の叙情的な雰囲気と、 プライド高き女優であるヒロインの情熱を見事に描き出すことに成功、1902 年のミラノの 初演時には、当時の大スター、エンリコ・カルーソーやアンジェリカ・パンドルフィーニら を迎え、大成功を収めます。その後10 年ほどはヨーロッパだけでなく、メトロポリタン歌 劇場でも上演されるほどの話題作でした。2 人の敵対するヒロインは、どちらも経験豊かで 成熟した雰囲気を求められますが、ここで歌うカロッシとコルネッティは貫録も声も申し分 なし。アドリアーナを思い続けるミショネ役のアントニオッツィがまた泣かせます。もちろ んビロードの声を持つアルバレスはここでも大活躍、幕切れでの絶唱がいつまでも耳に残る ことでしょう。
2009 年、トリノ王立歌劇場ライヴ収録
字幕:英・独・仏・西・伊・
日 画面:16:9
サウンド:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1 サラウンド
※同内容のBlu-Ray(カタログ番号:101498)もございます。
出演者について
アドリアーナ・ルクヴルール…ミカエラ・カロッシ(ソプラノ)
ザクセンの伯爵マウリツィオ…マルセロ・アルバレス(テノール)
ブイヨン侯爵夫人…マリアンヌ・コルネッティ(メゾ・ソプラノ)
ミショネ…アルフォンソ・アントニオッツィ(バリトン)
ブイヨン侯爵…シモーネ・デル・サビオ(バス)
シャズイユの神父…ルカ・カザリン(テノール) 他
トリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団
レナート・パルンボ(指揮)
ロレンツォ・マリアーニ(演出)
ニコラ・ルベルテッリ(舞台装置)
ルイザ・スピナテッリ(衣装)
ミケーレ・メローラ(コリオグラフィ)
クラウディオ・シュミット(照明)
クラウディオ・フェノーリオ(合唱指揮)