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26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
せつないストーリーが続く,
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レビュー対象商品: チヨ子 (光文社文庫) (文庫)
宮部みゆきは、独特のホラーを描く作家であります。 小説のテーマが恐怖ではなく、 人間の哀しみや愛情を描く、「せつない」ホラーです。 この短編集「チヨ子」もそんな宮部タッチ。 文章力もあって、 最初の2ページを読み終わった所で、 いっきに小説に惹き込まれてしまいました。 青春の終りを描いた「雪子」。 死者への愛情がテーマの「オモチャ」。 こども時代への憧憬を刺激する「チヨ子」。 夫婦愛を描いた「石枕」。 大きな構想で、人間の救済を描いた「聖痕」。 特に「石枕」が爽やかですばらしです。 宮部みゆきの人間観察の視点の深さと暖かさには、 いつも感動させられますが、 本作も期待に違わない完成度。 お勧めです。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
チヨ子がよかった,
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レビュー対象商品: チヨ子 (光文社文庫) (文庫)
5作の短編小説からなる本ですが、いくつかはオーソドックスな内容となっています。なのである程度 顛末が予想できてしまい、その予想を上回る話は確かに 少なかったという印象が否めませんでした。 しかし☆を4つ付けたのは、表題作である「チヨ子」の出来が素晴らしかったからです。 愛らしさとほどよい幻想さ、現実さと少しの闇があり、 「今少しのファンタジーが読みたいな」と思っていた私の欲求を ちゃんと満たしてくれました。こんなにページ数が少ないのに こんな話を盛り込めるなんてすごいな、と思いました。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「雪娘」は結構ぎくり、としました…,
By わに (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: チヨ子 (光文社文庫) (文庫)
それぞれかなり性格が違うのに全体としては「ホラー&ファンタジー」というカテゴリに入るといえば入るという、不思議な5つの短編集。精巧に作られた推理小説や江戸物の方が好きなので、他のそういう作品と比べると、このふわっとした短編集はどうしても評価が低くなってしまうのだが、この作者にかかると例えふわっとしたものでも、とても上手いと思う。 「雪娘」ー この話は結構ぎくり、ぞくり、とした。 素直じゃない子供だった私は、かなりのリアリティを感じた。 天真爛漫じゃない子供時代を過ごした天真爛漫じゃない大人…展開は読めてしまうし読後感はよろしくないのだが、それでも一番印象に残る内容だった。 「オモチャ」「チヨ子」ー 大人のファンタジー。 「チヨ子」は割と明るい話なので、楽しく読めた。 「いしまくら」ー 推理小説が好きな私にはこれが一番おもしろかった。 もうちょっと内容を増やせば、中編推理小説になったと思う。 「聖痕」ー この終わりかたは私の趣味ではなかった。 趣味ではないけど、でもこれはこれでアリだと思う。
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