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チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書)
 
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チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書) [単行本]

武田 尚子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

武田 尚子
お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(博士課程)修了。武蔵大学社会学部講師、助教授を経て、同大学同学部教授。2007年度に英国サウザンプトン大学客員研究員、エセックス大学客員研究員。博士(社会学)、専攻・地域社会学、都市社会学。著書『マニラへ渡った瀬戸内漁民―移民送出母村の変容』(2002年、御茶の水書房。第2回日本社会学会奨励賞(著書の部)受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 225ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/12)
  • ISBN-10: 412102088X
  • ISBN-13: 978-4121020888
  • 発売日: 2010/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャックモール トップ500レビュアー
中公新書のこの手の「○○の歴史」本は読み応えのある本が多い。
本書もユニークな視点から、チョコレートがどう世界史に関わって現代に至るかがわかる良書でした。

本書を読めば、チョコレートが古代マヤ、アステカの世界からヨーロッパにもたらされ、それがどうヨーロッパ社会に広まり、そして商品経済へと乗せられて世界中へと旅立ったかがよくわかります。

本書の特徴的なところは、産業革命後のイギリス、そしてアメリカでの「チョコレートを巡る労働事情」についてかなり多くの紙幅が占められているということ。
チョコレートが産業として成り立っていくにあたり、クエーカー教徒やロウントリー社といった会社がどういった役割を果たしたかを、労働問題の視点も絡めて解説していくという視点はなかなかユニークでした。

ただ、チョコレートの歴史を網羅的に知りたいという向きには、少々こういったことにばかり情報が偏っているのが不満かもしれません。
たとえば古代アメリカ世界でカカオというものがどんな役割を果たしたのか、イギリス以外の地でチョコレートがどんな発展をしていったのかという点などは、正直もっと知りたいところではあります。

そんな不満もありますが、十分読み応えのある一冊でした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 哲学する河童 トップ500レビュアー
本書はタイトル通り、チョコレートの歴史を解説したものです。

帯には

「これはいったい薬か、飲み物か それとも 食べものなのか」

と大きく書かれていて、私は「いや、食べものに決まっとるがな!」と少々帯の文句を馬鹿にしてから読み始めたのですが、私の勉強不足でした・・・(笑)
カカオを原料としてできあがったモノは、時代によって薬だったり飲み物だったり食べものだったりしたようです。
また、カカオ自体が貨幣として扱われ、経済力の象徴だった時代もあるとのこと。

歴史ばかりではなく、チョコレートの製造方法等も書いてあるので、チョコレートが好きな人が読めば絶対に面白い一冊だと思います!
チョコレートが好きじゃない自分でも面白かったぐらいですから(笑)

こうやってチョコレートの歴史を読みやすくまとめてくれた本はなかなか無いと思うので、結構貴重な一冊なのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By itouk
 嗜好品の歴史に興味を持つ人には一押しの好著。カカオの製造法・交易の歴史から、イギリスに焦点を絞ってココア/チョコレート文化の発展について述べた前半部分がとくに興味深かった。植民地化と奴隷制度、医薬品としてのカカオ、社会のために尽くすことをモットーとするクエーカー教との関係、そして現代にもつながる工場でのメンタルヘルスや福祉制度の発達が1本の線でつながる。豊富で的を得た図版が、本文の理解を大いに助けてくれる。
 カカオの交易の歴史は、おなじく中公新書の『コーヒーが廻り世界史が廻る』『茶の世界史』とリンクしている部分も多いので、併読をおすすめしたい(これらの本も少々古くなったので、どなたかが改訂していただけないだろうか)。
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読み応え十分!
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歴史の勉強にもなるしおすすめです。
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その視点の絞り方も分かりやすく、... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: にゃ
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