古典からサブカルチャーに至るまで幅の広い知識を持っている鈴木氏の100問100答は、他者のレビューで言うほど悪い内容では無いと思う。
そもそも、この世の中に置いて、明確な答えを出そうという試み自体が無理難題である場合が多いのだから、鈴木氏の意見がさらりと記載されていること自体おかしなことではない。勿論、社会問題などについては、持ち前の知識で可能な限り、我々にヒントを与えてくれている。物事に対する考え方など、人それぞれなのだからそれを自分と違うからと言って論うのはナンセンスというものである。理念先行は、偏った人格形成につながる。本を読むということは、人間理解と同じではないだろうか。自分と価値観が違っていたとしても、一端は我慢して受け入れる。それこそ、よりよい社会作りへの第一歩ではないだろうか。私はこの本によって、幅広い価値観を受容することへの重要さを学んだ。するとどうだろう、多くの自分の悩みが、ルサンチマンであったことに気づく。そして、そのほとんどが消えていくではないか!