読み始めから話に引き込まれ、字数も少ないことから一日で読んでしまいました。とても面白い本です。しかし、述べられていることは厳しいことばかりです。勝っても負けても相場は常に艱難辛苦の連続であり、いつしか和らぐ日が来るのかと思っていましたが、本書を読むとそれは叶わないようです。
“為替のポジションで、10%のリターンが上がらないトレーダーは、僕は認めない”という中山氏、“相場の神様に100万回畳に投げられたら、誰でも弱さは克服できる”という堀内氏、両氏の考えは両極端なところがありますが、共通する一つは“何かに頼ろうという気持ちがあったら、絶対に勝てない”ということです。本書にはサービス精神からか中山氏の将来予想が述べられていますが、影響されずに客観的にみられるのかどうか試しているようでもあります。“何かを読んだからといって、すぐに身につくわけがない”と堀内氏は述べていますが、引用したくなるほど、本書にはいい言葉が沢山あります。