いや簡単でしょう。 とはいえ、十人十色、蓼食う虫も好き好きという言葉もあるごとく、難しいとか難解という考えにも一理あるかもしれない。拙虫の意見を言わせてもらえば、伴奏の和音にあわせて自分なりの鼻歌的な創作フレーズを一緒に演奏する、ジャズとはそういう遊びに満ちた音楽だし、そのなかで最も美しいフレーズをテイクを重ねながら探っていったのがこのころのバップ、つまり鼻歌、いびき、口笛、そんな音楽と思っております。 で、パーカーの創出したフレーズというのは秀逸な鼻歌ということになるわけで。わからぬ人は音楽の勉強しすぎなんです。
楽譜にすれば難しいのに聴いてみればいたってシンプル。ジャズって音符よりも先に演奏なんだね。音もきれいだ。チューイングガムで補修した楽器で演奏してるとはとても思えない。まさに伝説のプレーヤーだ。
さらにこの盤ですばらしいのは編集のセンス。複数のテイクからどれを選択するかという基準はそのテイクでパーカーがすばらしいか否かとのこと。これは本邦の編集盤だと思ったのだが日本人のセンスが光る。
BOXのコンプリート盤
Complete Masters 1941-54はダイアル盤(このCD)やらサヴォイ盤やらの「マスターテイク」(パーカーにとってマスターというわけではない)を集めたものなのだが、この盤で選択したテイクのほうがすばらしい。
このCDはウェストコーストのチャーリー・パーカーとかいうタイトルでvol.2はイーストコーストの・・・、うろ覚えですいません。スゲーと思った人はvol.2も必ず聴くべし。東海岸のほうはさらにとんでもない傑作。