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5つ星のうち 5.0
UMD Videoのおかげです。 , 2006/8/12
レビュー対象商品: チャーリーとチョコレート工場(UMD Video) (UMD Universal Media Disc)
UMD Videoの廉価版が発売されて以来、片っ端から買い集めており、本作品もそのなかの1本です。
ティム・バートンもジョニー・デップも大好きですが、本作品はデップのキャラがいまいち好きになれず、敬遠していました。
おそらく、DVDならば、買わなかったと思います。
今回、UMD Videoで初めて観たのですが、買ってよかったと思います。
監督も、出演者もしっかり持ち味を出していい仕事しています。
私は特にクリストファー・リーがよかったです。
UMD Videoの廉価版が、今後もどんどん発売されることを期待します。
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5つ星のうち 5.0
原作とは一味違う, 2007/7/14
レビュー対象商品: チャーリーとチョコレート工場(UMD Video) (UMD Universal Media Disc)
児童文学や英文多読の定番ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』の映画化ですが、キィ・マンである謎めいた工場長ウォンカ氏のエピソードが付け加えられ、原作ではブラックっていうかシニカルっていうかぶっちゃけただの変な人だったのが、愛すべきキャラクターに変貌していると思いました。これを子供向にしたとか万人に受け入れやすく迎合したとか切って棄てるかどうかで映画版としての評価は違ってくるのではないでしょうか。原作のシニカルさが好きになれなかった自分はこの路線は大歓迎でした。
チョコレート工場見学会の様子はこれ以上はないというほど原作に忠実です。特に本物のチョコレートを使って作った本物のチョコレートの河や、本物のリスを訓練して撮影したというくるみ割りシーンは必見です。CGを使わずにここまで撮れるんだなぁと関心しました。漫画チックな話ではありますが集められた子役も達者で、『きいてほしいの、あたしのこと ウィン=ディキシーのいた夏』に主演してる子がいたのも要チェック。
唯一の不満を上げるとすれば、本編のみの収録で、DVDなら殆ど必ず付いてるといって差し支えない特典映像やトレーラーの類が一切ないことでしょうか。それでも、この値段なら納得です。
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5つ星のうち 4.0
スポイルされた「子供達」が、一人ずつ「スポイル」されて行く「小気味良さ」。, 2007/9/17
レビュー対象商品: チャーリーとチョコレート工場(UMD Video) (UMD Universal Media Disc)
ダーク・ヒューモアの鬼才、ティム・バートンに拠って
「スポイル」されて行く、既にスポイルされた「子供達」は、以下の5名である。
1.独逸、デュッセルドルフのオーガスタス。
2.ジョージア州アトランタのヴァイオレット。
3.英国、バミンガムのベルーカ。
4.コロラド州デンバーのマイク。
5.ウォンカの工場の在る架空の町のチャーリー。
1のオーガスタスは「貪欲」ではあるが、「精神的」には、至って健康。
唯、「喰い過ぎ」は「喰い過ぎ」である。彼は、5のチャーリーの様に
「食うや食わず」の人間が、此の世に存在する事も知らずに、喰い続けて居る。
「貪欲」よりは、其の「無知」が罪悪。しかして、最初に「スポイル」される。
2のヴァイオレットは、彼女の母親言う所の a driven person である。
決して、 a person driven mad では無い。何が何でも「勝ちに行く」と言う
「勝利への貪欲」。単なる「野心家」の様で居ながら、彼女を
「駆り立てている」ものは obsession 「強迫観念」、即ち「狂気」。
2番目に「スポイル」される。
3のベルーカは、上流社会の女の子。彼女は「歯茎を剥き出しにして」笑うが、
この年頃の女の子で、こう言う笑い方をする娘は「正直者」である。
彼女も「自分の欲望に『忠実』なだけ」である。生まれた家が、偶々、
金持ちだったので、「アレが欲しい。コレが欲しい。」と、父親に
強請り捲くって居るだけ。注意して見ると、ウォンカの工場内の「御菓子の庭」で、
「さあ、子供達、思い切り楽しんで。好きな事をして良いよ。」と、
ウォンカに言われて、他の子供達は、結構、滅茶苦茶な暴れ方をするが、
ベルーカは、大き目のロリポップ一本を、舐めながら、辺りを物珍しそうに
見ているだけだったりする。最後には父親共々、ゴミ塗れにになって、
工場から出て来るのだが、言わば「浮き沈みの激しい人生」を経験したからと言って、
其の人間の「本質的部分」は、何ら変わらない、と言う事柄を暗示させて、
19世紀イギリスの長編小説を彷彿とさせる。
4のマイクは、ハイテク・ボーイ。
ゴールデン・テイケットの板チョコを「日経平均と天候の推移」に基づいて、
ピンポイントで『推測』する。彼曰く「チョコレート自体は『大っ嫌い』だが、
ティケットが欲しかったので、其の一枚を『ピンポイント』で購入した。」との事。
暴れ者でゲーム脳の少年の様で居ながら、結構「まともな」育ち方、
或いは「育てられ方」をしている。彼は、暴れ者ではあるが、
人間には「暴力」は振るわない。専ら、「物に当たる」か、
ゲーム世界で「殺戮と戦闘」を繰り返しているだけ。
物質転送機の部屋で、ウンパルンパ二人を、跳ね飛ばすシーンが
有るが、物質転送コントローラーへ突進する「途中に居た」ので、
ぶつかっただけ。まあ、「事故」の様なものである。しかし、
転送機の「事故被害者」当人は、
ジェフ・ゴールドブームだけでは無かった...。
因みに父親は、高校の先生。ハイスクールで地理を教えている。
5のチャーリーが「優勝者」だが、ウォンカの提示する「賞品」に対して、
きっぱりと、NOと言う。理由は自分の家族を捨てたくは無いから。
NOと言われた時のウォンカを演ずるジョニー・デップの表情が「全てを物語る」。
ウォンカの「人生」って奴を、だ。
更に、其の後、ウォンカの「心の旅」のエピソードが付いて居て、
本編は、タルコフスキイ版『惑星ソラリス』の様なクライマックスを迎え、
エンディングに至る迄、『惑星ソラリス』。無論タルコフスキイ版の方。
どうやら、バートンは「キャメロンが何だ!ソダーバーグが何だ!
俺は、遣りたい様に遣るんだ!」とばかりに本編を撮ってしまったのかも知れん。
だとしたら、ロアルド・ダールは、スタニスワフ・レムの様な気分だったかも。
尤も、二人とも、既に故人だが...。