本書はタイトルどおり、整数に関する問題を199問収録した問題集である。ただし問題集といっても受験や講義の演習問題といった内容ではなく、純粋に整数に関する問題のみを集めている。数学の知識としてはせいぜい高校1年生程度の水準があれば、十分読み解くことができる。あくまで問題集であるので、紙と鉛筆(と電卓)を手にして実際に自分で計算していかなければならないが、微積分とも幾何学とも代数学とも違った面白さを堪能できると思う。
整数論自体はどうにも敷居が高く、初歩の専門書でも門外漢にはほとんど理解不能に感じられるのだが、本書のように具体的な数字をあてはめた問題ならばかなり分かりやすいのではないだろうか。数学の女王と呼ばれる整数論の森の入り口に踏み入ってみて欲しい。