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書店員と顧客という関係も、アメリカとイギリスの距離も越えて、ふたりが互いに交わす文学論、日常生活、そして本に対する愛情。同傾向の本が出版されると必ず「『チャリング・クロス街』のような・・・」と引用されるほど、有名な書簡集です。突然やってくる結末にはハッとさせられますが、誰もがふたりを好きにならずにはいられません。書店勤務時代、ドエル氏は私の理想の「書店で働く者の姿」でした。 チャリング・クロス街とは、小さな書店が軒を連ねているロンドンの通りの名前。出版後に著者が初めてここを訪れた際には、全ての書店がウィンドウに本作を並べて歓迎したそうです。
本書の中では著者ヘレン・ハンフがマークス社にオーダーする本のタイトルを知ることができる。
すべて「安くて美しいもの」という注文つきではありますが、彼女のオーダーする本のタイトルはなかなか魅惑的。学生時代に読んだことのある難しいと倦厭されがちな本のタイトルが、「読んでみたい本」のタイトルに変わって見えるのです。
書物を愛する人のための本とあるのですが、ほんとうにその通り、この本を読めば、ますます本を読みたいというような気持ち、それ以上に、この本に登場する人物達に近づきたいと思ってします一冊です。
へレンとマークス社の人々との温かい手紙の交流には心温まります・・・
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