スタイリッシュな二胡奏者ウェイウェイ・ウーの5枚目のアルバム。12曲収録。
サックス奏者ケニー・Gと共演した「ボイジャーズ」は、NHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」のエンディングテーマです。
聞いたことがある人も多いはず。
1曲目の「ゴーイング・ホーム」はケニー・Gの名曲、中国で大ヒットした曲だそうです。
5曲目の「時のかけら」は2007年6月16日に放映されたテレビ朝日のドラマ「玉蘭」のテーマ曲。
ドラマの原作は桐野夏生の同名小説。
ウェイウェイがこの小説を読んだ後に書いたのが2曲目「チャイナ・ブルー」です。
「時のかけら」はグッと語って盛り上げる感じで、「チャイナ・ブルー」はちょっと不安定な感じがしました。どちらも良いです。
「G線上のアリア」は立体的にゆらゆらとつくられていて、ウェイウェイの歌声もゆったりと入っていて、とても幻想的です。
海の底の人魚姫の憧憬、だそうです。
ゆらゆらしていたのは、水だったのか・・・あと光も。
個人的に一番好きなのが「Dreamin’[窓の明かり]」。
我が家の明かりをイメージした曲、と紹介されているせいか、家族に何か一生懸命語っているような感じがして、
父への手紙とか母の日の作文とか聞いているようです。
ちょっと涙腺が。
この曲と尾崎豊の「I LOVE YOU」、二胡が”最も人の声に近い楽器”と言われる訳を教えてくれました。
前回の『Nomad』が「旅」をイメージした躍動的で気分が浮き立つようなアルバムだったのに対して、
『チャイナ・ブルー』は「家」をイメージした休息とか内省といった感じのアルバムです。
聞き終わったら元気になって、また旅に出る気分。