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チャイコフスキー:交響曲第6番
 
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チャイコフスキー:交響曲第6番

バーンスタイン(レナード) CD
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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登録情報


 
1. 交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」
2. イタリア奇想曲op.45

商品の説明

内容(「CDジャーナル」データベースより)

バーンスタイン3度目でかつ最後となった「悲愴」の録音盤。物議を醸した終楽章の超スローテンポなど、大胆不敵なアプローチで知られる演奏。IPOとの「イタリア奇想曲」を追加。

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By sami17 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
 このCDを入手したのはドイツDGの初版CDで、18年前になる。80年代、バーンスタインのDG録音は、殆ど、彼の情念が具現化したような、ある意味、フルトヴェングラーに近い解釈に、CBS時代とは全くと言って良いほど別次元の解釈を披露しており、全てが聴き物なのである。この「悲愴」もその「極地に行ってしまった」演奏であり、聴き手を選ぶ演奏です。60年代はムラヴィンスキーの、感傷を排した驚異的な早い演奏が注目を浴びた。そして、この演奏は、対極に位置する。まず、「悲愴」だけで58分以上を要しているが、その大きな源は、終楽章の17分12秒(普通なら10分程度)という、「慟哭」とも言える遅さにある。オーケストラも失速寸前であり、後期ロマン派的演奏解釈をついに超越してしまった!これに感動するか、嫌いになるか、まずは、聴いてみて下さい。私は、このとてつもない情念の虜となり、他の演奏では満足できなくなりました。「麻薬」のような恐ろしさを持つ演奏です。心して聴いて下さい。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
たしかこの「悲愴」はバーンスタイン生涯最後の録音か、あるいは生前にリリースされた最後の国内盤かのどちらかであったと記憶している。初リリース当時、この終楽章の“尋常ならざる遅さ”に多くの手厳しい論評が集中していたが、その中で唯一といっていいほど好意的に評価されていたのが映画評論家でもあり、オーディオ評論家でもあった荻昌弘氏(TBS月曜ロードショーのプレゼンターとしてもお馴染みだった)の「レコ芸」特集記事だった。氏はこの終楽章を聴いて“ただならぬ予感”を感じ、バーンスタインの健康を案じておられた。斯く言う私もレニー晩年の異様なまでの腹の出具合を写真でみて“もしや腹水がたまっているのでは?”と心配はしていたが、よもやこのディスク購入後僅か数ヶ月でその予感や心配が現実のものになろうとは! そしてこのディスク収録当時にレニーがもし既に自らの死期を悟っていたとすれば、この終楽章の尋常ならざる遅いテンポの必然性も自ずと理解出来よう。つまり、この曲の終わりを自らの芸術人生の終焉!と位置付け、時間の流れさえもいと惜しみながら、一音たりともゆるがせにせず、切々と現世との別れの歌を謳い上げたのだ。冒頭の切ない主題を聴いて人生の黄昏を感じない人はおられまい。更に曲想が高揚すればするほど生への未練、運命への嘆きが増幅され、壮絶で血を吐くような魂の絶叫を聞かされる思いだ。そしてピアニシモで消え入る様に迎えるこの曲の終結をここまで未練がましく引き延ばした演奏が他にあるだろうか? 残念ながら「大地の歌」の再録は叶わなかったが、マーラーの第九からは“救い”や“慰め”が感じられたが、この「悲愴」からは“救い”も“慰め”も感じられず、あるのは只々“諦め”と“嘆き”のみだ。 あぁ きっとレニーはもっと生きたかったに違いない!!!・・・ 芸術家たるもの如何なる境遇に身を晒されようともけして感情に溺れてはならない!っというご意見もあろうが、レニーはレニーらしく“人間臭いレニー”として世を去って行ったのだ! この「悲愴」は必ずしも万民向けの「悲愴」としてお薦め出来る代物ではないが20世紀の後半、一時代を築き、時代を彩り、多くのファンを魅了した一人の巨匠の“最後の嘆き節!”としてじっくりと耳を傾けて頂きたい!それがレニーより多くの感動を授かったいちファンとしての切なる願いであります。 合掌
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
私は同曲の良い聴き手ではありません。第1楽章はとにかく格好よいと思うのですが、他の楽章にはさして魅力を感じたことはありませんでした。カラヤン、ムラヴィンスキー、そしてフリッチャイと、名盤誉れ高い録音によっても、その印象は変わりませんでした。第1楽章が素晴らし過ぎて、尻すぼみというか、竜頭蛇尾的で底の浅い交響曲じゃないかとさえ考えていました。
そこで遅まきながら聴いて納得したのがこのディスクです。この第4楽章は、本当に素晴らしい。バーンスタインのバランス感覚に感服。17分という前代未聞の遅いテンポですが、決して音楽的に停滞することなくしかも悲歌が濃密に溢れていて、私のこの曲に対する上記の偏見を取り除いてくれました。この演奏に慣れてしまうと他の演奏が「第4楽章はなんでそんなにあっさりしているのかい?そんなんでいいのかい?」と思えてきます。

やはりバーンスタインは只者じゃありませんでした。有名な悪習(煙草100本とウイスキー1瓶が日課)を絶ってくれていたら、もっと長生きして、優れた録音を残してくれたかもしれないのに、彼でしか成し得なかった音の大伽藍を構築できたかもしれないのに。BPOと一期一会となってしまうことなく、彼の集大成をBPOと録音できたかもしれないのに、と、愚かしい「もしも」を考えずにはいられなくなる。
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