西本氏のお得意のチャイコフスキー‥。その中でも最も思い入れがあると思われる「悲愴交響曲」! この西本氏の「悲愴」の録音は、端正でいて美しい演奏ですね‥。 この作品は来日公演を収録したDVDでも演奏していますが、そこでは西本氏もライヴという事もありかなり「アグレッシブ」に演奏しています。 このCDの録音では、来日公演の演奏より抑制がきいており、「フォルテッシモ」の様な「強奏」でもオケの音は決して汚くならないし、テンポもかなり遅めに設定されていて充実した演奏です。 「気品があり美しい演奏」と言えるでしょうか‥? この作品に、ムラヴィンスキーやコンドラシン、スヴェトラーノフの様な「ロシア臭さ」を求める方々には少し物足りない録音かも知れませんが、チャイコフスキーの美しい音楽に純粋に浸りたい聴き手には西本氏の「悲愴交響曲」はかけがえのない録音になると思います。 西本氏の「品位があり、美しい、そして内に秘めた情熱」みたいなものが感じられるこのCDは、この作品の最近の録音では貴重な名演奏と言えるでしょう! 第四、第五交響曲も是非とも録音して欲しいです!‥交響曲全集を録音してくれるなら、その時が本当に楽しみです! 期待して待ってますよ‥!