初めてこの全曲を楽しみたい方へ。
1曲ごとの解説がないと、何をやっている場面だか、全然わからず、”情景”とか言われても困りますよね。
白鳥や胡桃割りは、おおよそわかっていれば、ある程度想像して聴いていてもわかりやすく、退屈しない面もありますが、長丁場のこの曲、悪の精が入ってきて姫の未来を予告したり、糸巻き(紡錘?)に手を刺されたり、王子の口づけで城全体が目覚めたり、やはりどの音楽か、解説がないと辛いと思います。
その点このCDはたっぷり解説があり、助かりました。
また、ケース裏にも各トラックごとの曲名が全て書かれているので、いちいち解説書をケースから取り出し、開いて曲目を選び出す必要もなく、やっぱり、オペラやバレーは、国内盤で、しっかりした解説書のついた、廉価盤でないデッカ盤やグラモフォン盤だなァ・・と思いました。
このCDは、三枚組で持ち運びや車で聴くには不便さもあるでしょうが、CD一枚に入っている一幕ごとに聴き返しながら、曲に馴染み、好きになって行くためには、やはりこの3枚組がいいようです。
演奏は、残響の多い録音が大変良く、金管やシンバルが元気で、それぞれの曲もじっくり描き出しているので、本当に入門には最適の演奏です。
しかも、ノーカットの完全全曲版で、アンセルメ盤などではカットされていた部分も聴けるので、この演奏に慣れたら他の全曲盤は聴く気がしない位です。ストーリーからしても、この曲はノーカット版で聴きたいですね。