「くるみ割り人形」と言えば、曲のタイトルがわからずとも、一度は聴いたことのあるという、有名なこの作品。サイモン・ラトル氏、ベルリン・フィル、そして個人的に大好きな石田彰さん・釘宮理恵さんのドラマ、そして、「心霊探偵八雲」の挿画でおなじみの鈴木康士さんの絵本、大好きづくしのこの作品がこの価格!なんて安いんだ、とすぐに予約、情報を得てから2ヶ月間、わくわくしながら待ちました。届いてすぐに、視聴。…一足早いクリスマスプレゼントをもらった気分です。
バレエ音楽と朗読と絵本、どんな風に組み合わさるんだろうと、2ヶ月間、もんもんとしました。まず外装はというと、イメージにアップされている画像の台紙に、絵本がくっついていて、反対側、閉じる側の台紙にCDが2枚収納されています。もう少し高くなってもいいので、絵本は台紙とは別にしてほしいな、と思いましたが、CDを別のケースに収納すれば難はないと、自分にはマイナス点にはなりません。
そして肝心の内容ですが、曲の合間に、石田さんと釘宮さんお2人による、ホフマンの原作に忠実なドラマが入ります。ドロッセルマイヤー、クララ、クララの家族、ネズミ、人形たちと、さまざまな登場人物を、お2人で演じられています。クラシックファンの方にとって、バレエ音楽に朗読?と、購入をためらってしまうかもしれませんが、まったく問題ありません。むしろ、音楽をもっと豊かに味わわせてくれるすばらしい内容でした。それに加えて、鈴木さんの絵本。とても美しいです。音楽を聴きながら、絵に魅入ってしまいました(1度目は絵本を見ずに、通して聴き、2度目からじっくり見ました)。絵の中に、ちょっとした仕掛けがあり、こちらの趣向は、小さなお子様も楽しむことができると思います。アルファベットの並び替えなどの楽しい遊びも中にはあるので、小学生くらいの理解力は必要かもしれませんが、単純に、同じ絵はどれ?という探し物遊びみたいなゲームもあります。大人向けのイラストという感じですが、「くるみ割り人形」の世界観を、より一層魅惑的に引き出させてくれる絵でした。
クラシック音楽のファン、声優さんのファン、鈴木さんのファン、ただただ「くるみ割り人形」に興味のある方、ぜひ聴いて頂きたい作品です。クラシックに興味のなかった人も、一気にひきこまれる響きで、この作品を機に、作品にたずさわった人達の他の作品にも興味がわくとおもいます。サイモン・ラトル×ベルリンフィルについては、「音楽の友 2010年 11月号 [雑誌]」で、この「くるみ割り人形」についての記述はされていませんが、ベルリン・フィルについて、簡単にですが、知ることができます。石田彰さん、釘宮理恵さんについては、検索にお名前を入力するだけで、たくさん作品が出てきます。
脱線しましたが、『絵本つき クラシックドラマCD チャイコフスキー:くるみ割り人形』、クリスマスプレゼントにぴったりです。12月まで、リピートしっぱなしになると思います。
1枚目 (約66分) 序曲から第9曲まで
2枚目 (約60分) 第10曲から第15曲まで
※ ドラマは1分〜5分弱ぐらいです。
あらためて収録時間をみましたが、2時間、あっという間でした。