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チベットの祈り、中国の揺らぎ――世界が直面する「人道」と「経済」の衝突
 
 

チベットの祈り、中国の揺らぎ――世界が直面する「人道」と「経済」の衝突 [単行本(ソフトカバー)]

ティム ジョンソン , 辻 仁子
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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チベットの祈り、中国の揺らぎ――世界が直面する「人道」と「経済」の衝突 + 原発危機の経済学
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商品の説明

内容紹介

驚異的な成長を続ける二十一世紀の大国。
だがその繁栄の陰には、置き去りにされた大勢の人々がいる。

深刻化するチベット問題、多発する暴動、広がる経済格差と社会不安……
この不穏な大陸の将来を読み解くため、著者は危険を冒して取材に乗り出した。
苦境にあるチベットの人々、世界を味方につけて中国と闘うダライ・ラマ十四世、
草の根のリーダー、中国の一般民衆、共産党とチベットをつなぐ一人の女性、
各国の支援者など、多くの人々の話から浮かび上がってくる中国社会の実相。
そこには一国の領域を超えた、全人類にとっての課題が見え隠れする――。
鋭利かつ包括的な視点で中国とチベットの現実を描き、
この時代を生きる我々一人ひとりの姿勢を問う本格ノンフィクション。

著者について

ティム・ジョンソン(Tim Johnson)
ジャーナリスト。過去20年にわたり、『マイアミ・ヘラルド』、ナイトリダー・ニュースペーパーズ、マクラッチー・ニュースペーパーズの外国特派員として活躍。ナイトリダーとマクラッチーでは北京支局長を計6年間務めた。現職はマクラッチーのメキシコ支局長。

辻仁子(つじ・さとこ)
愛知県生まれ。京都大学総合人間学部卒業。IT企業勤務を経て、現在翻訳業。


登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 432ページ
  • 出版社: 英治出版 (2011/10/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862761151
  • ISBN-13: 978-4862761156
  • 発売日: 2011/10/25
  • 商品の寸法: 30.4 x 21.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By comcy
まるでドキュメント番組を見ているかのごとく
文章がわかりやすかったです。

文章が的確・公平で読みやすいため、
読解力がよわいタイプの人間(私です)でも、
歴史背景、登場する人々の心情の様子が手に取る様に見えました。
(著者さん翻訳者さん共の力でしょう)

なにより
ダライ・ラマを取り巻く話の部分が本当によくて、
まるでここにダライ・ラマ14世がいるかの様な温かい気持ちになりました。

ただ、本当にチベットを取り巻く環境はせつないもので、
日本の人々にもっともっと知ってもらいたいです。

これはお勧めします。質の良い本です。
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By NAASH
人道と経済成長は天秤にかけられなければならないものなのだろうか?本書はチベット問題に焦点をあてているものの、現在、世界が抱える社会システムの問題を浮き彫りにしている。原題 (TRAGEDY IN CRIMSON How the Dalai Lama Conquered the World but Lost the Battle with China) は、邦題と比べて過激なタイトル。著者のその情熱と問題提議が、膨大な情報量と供にストレートに表現されている。

特に興味を引かれたのは「亡命チベット人の抱えるジレンマ」について。ダライラマが、自分たちの運命は自分たちで動かすよう市民に働きかける一方で、ダライラマを崇拝するあまり「まつりごとは聖なる法王様の御技。普通の人間の分際でできるものか」という意識を持つ市民。背景は全く違えど、日本人が政治に対してより主体的になっていくためのヒントがここにある気がした。
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By けん
 中国とチベットの関係について、正直十分な知識もなく、そこまで関心も持っていなかった。だが、自分と同じように無関心な人にこそ本書を読んで欲しいと思う。本書では、中国とチベットの問題の根深さ、チベットの人々の生活、ダライ・ラマというリーダーの存在など、ニュースを見ているだけでは伝わらないことまで描かれている。立場は様々かもしれないが、悲惨な状況の改善に少しでもつながるように、すべての人が関心を持つべき問題だと感じた。
 中国に滞在し実際にチベットも訪れた著者のドキュメンタリーの中には、急激な経済成長を遂げる中国の抱えるデリケートな問題が数多く記されている。チベットをはじめとする名ばかりの「自治区」の人々や、異常なまでの情報統制など、経済成長を優先させるために犠牲にされるものが多くある。タイトルにもあるように、この「人道」と「経済」とのジレンマは、中国に限らず世界中の国々が抱えている問題だろう。本書にあるダライ・ラマの「ダライ・ラマ14世の寿命は、中国共産党の寿命よりちょっとだけ長いような気がするのです。」という言葉も非常に興味深い。これからの生き方を考える上でもぜひ読んでおくべき本だと思う。
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