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チベットの生と死の書
 
 

チベットの生と死の書 [単行本(ソフトカバー)]

ソギャル・リンポチェ , 大迫 正弘 , 三浦 順子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人はいかに生きるべきか死ぬべきか
現代版・チベットの死者の書

孤高のチベット文明が西欧との接触をはじめて30数年、チベットの叡智はいまや現代世界のかかえる難問に真っ正面から解答を与えることのできる、人類の叡智へと成長をとげたのだ。
……西欧世界に生きる1人のラマ僧の体験と知性を通して、古代の『チベットの死者の書』が、現代の『チベットの生と死の書』として、よみがえりを果たす。死は無意味ではない。死は深遠な豊饒だ。その豊饒なる死の鏡に照らし出され、私たちの生は、みるみる豊かな輝きをとりもどす。その光景を実現してみせる本書はまさにひとつの驚異なのである。──中沢新一──

内容(「BOOK」データベースより)

チベット仏教の師、ソギャル・リンポチェは、チベット古来の智慧と、現代の死や宇宙の本質に関する研究成果を結びつける。本書は斬新な視点に立って、『チベットの死者の書』の底流をなす荘厳な生と死のヴィジョンを解き明かす。彼はチベット仏教の真髄から、簡単な、しかし強力な行法を提示。それは宗教や生い立ちのいかんを問わず、誰もが、みずからの生を変容させるために、死に備えるために、死にゆく人を助けるために、実践することのできるものである。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 630ページ
  • 出版社: 講談社 (1995/10/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062066890
  • ISBN-13: 978-4062066891
  • 発売日: 1995/10/18
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 赤塚カケス VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
本書の原文は英語で書かれています。原題はThe Tibetan Book of Living and Dyingです。邦題の「生と死の書」と言うタイトルから受ける印象とやや異なっているように思います。原題に忠実に訳すならば「生きてゆくことと死んでゆくことのチベットの書」となると思います。どういう風に死ぬか(そしてそのためにどう生きてゆくか)というプロセスをタイトルは示唆しているように思います。死そのものと、死ぬときのプロセスが書かれている書だ、というほうが分かりやすいでしょうか。

本書は分厚くかつ死というテーマを扱った内容の重たい書物です。しかし少し大きめの活字でかつ極めてわかりやすい文章で書かれており親しみやすい本でもあります。少し読んだだけで穏やかな気持ちになります。死というものが決して忌避すべきものでないことが分かります。

購入してすでに10年以上の年数が経過していました(奥付を見ると1995年10月25日第1版)。手放せない大切な本となっています。原本は1992年に出版され、この翻訳は1995年に出版され両方とも版を重ねて売れ続けています。

海外で生活していた時に、この本の英文版(原本)に出会いその時に英文がよくわからないので日本に戻った時に翻訳版を見てみました。翻訳版(日本語版)は非常にこなれた訳で大変読みやすくなっています。海外での生活は、娯楽も少なくシンプルな生活となっていましたので内省的な面が強調されました。そのような環境で読むこの書は心に深く沁みるものでした。

現在ではベッドの枕もとに英文版と翻訳版を置き、寝る前にどちらかの本をとり、任意のところを開き数ページ読んでから寝ることにしています。この本を読むと心がとても穏やかになり、生きる意味そして死の意味を受け止めることができるような気がします。昼間の出来事から離れ、就眠前の時間を一人ベッドに腰掛けてこの本とともに過ごすことで穏やかな気持ちに導いてくれます。

またチベット仏教でのいくつかの修行法も紹介されています。その中で「トンレン」の行についてはこの本で初めて知りました。慈悲心ということもこの本を読みはじめて理解できたように思います。

ほかの宗教書を多数読むよりもこの本一冊を、繰り返し、繰り返し、読むほうがはるかに得るものが大きいように感じます。チベット仏教の本は最近多数出版されていますが、その中でも特にこの本がもっとも好きです。
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38 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 著者のソギャルリンポチェは、「リトルブッダ」という映画にチベットの星占いの教師というチョイ役で出演しています。(演技は、お世辞にも上手いとはいえません)
 チベット仏教の「教え」を、欧米や日本向けにアレンジしたのが本書です。チベット仏教の本質は、仏教の本質であり宗教の本質でもあります。(本書を数回読んで、少し実践することによって気づきました)
 アレンジしたとは言っても、チベット文化やチベット仏教の伝統が色濃く残っているので、日本人の私には違和感はあるのですが・・・
 「文化」や「伝統」を差し引いて読んで、少しずつ実践をしていくと様々なことを気付かされていきます。気づいた内容は、誰にとっても大切なことですが、ここで書くことは差し障りがあったらいけないのであまり書きません。
 本書は、神秘的なものを求めるのではなく、本当の現実を知ることを目的に繰り返し読んで、少しでもいいから実践することによって、真価を発揮します。
 私は、今まで、「本当のこと」を知りたくて、仏教関係等を読んできましたが、読めば読むほどナゾが増えるばかりでした。本書と出会うことによって、全てのつじつまを合わせることが出来ました。
 今まで、私は仏教を勝手に解釈して、勘違いして、思い込んでいました。私のような思い込みは、仏教を学ばれている方や修行されている方の中にも、とても多いと思います。
 これから読まれる方は、今までの知識を忘れて、白紙の状態で読まれることを願います。
 ソギャル・リンポチェに感謝しつつ・・・
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 600ページを超える大著だが、著者の語り口が親しみやすく、一気に読んでしまった。
 宗教には、「智慧」と「慈悲」の側面があるといわれるが、この本は特に慈悲の重要さという我々の忘れがちなものを繰り返し強調している。
 教条的な押し付けがましい論調ではなく、他者と自己に本質的な違いはないのだということ、愛するものを失う悲しみを癒す方法があるということを、読者に共感的に納得させてくれる。
 
 「トンレン」という、苦しみを持った他者を対象に行われるチベットの伝統的な瞑想法が、誰にでも行うことができるものとして詳述されている。
 これなどは、特定の宗教思想と切り離してみても、人間の本来的な精神状態にとてもかなった行為だと感じた。

 文化や歴史的な枠組みを超えた、普遍的精神の回復の智慧が、チベット仏教においてしっかりと培われており、それはどんな立場、思想の人間に対しても適用できるものであると感じさせられた。
 宗教的な思想を受け入れるか否かに関わらず、一般的な読者に対しても深い感動を与えてくれる一冊だ。
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