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チェーン・ポイズン (100周年書き下ろし)
 
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チェーン・ポイズン (100周年書き下ろし) [単行本]

本多 孝好
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (32件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

●講談社創業100周年記念出版 「書き下ろし100冊」第1弾!

あと1年。死ぬ日を待ち続ける。
それだけが私の希望――。

かりそめに生きることは、もうできない。選んだのは「死」。
不思議な自殺の連鎖を調べる記者。そこに至るただひとつの繋がり。
「生」の意味を現代に投げかける、文句なしの最高傑作!


誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。
簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。
死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、
謎の人物からのささやき。
「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?
1年頑張ったご褒美を差し上げます」
それは決して悪い取り引きではないように思われた――。

●新境地を開いた驚愕のミステリー

【著者からのメッセージ】
講談社100周年、おめでとさんです、ということで気張ったつもりはないのですが、この『チェーン・ポイズン』は、自分が今まで書いてきたものと比べると、かなり成り立ちを異にしました。
もともと、僕は何も考えずに小説を書き始めます。それがどんなものになるのかはもちろん、書き上がるのかどうかさえ、本人にもわからない。それがいつもの僕のやり方です。実際、僕のパソコンには、書き上げられることのなかった小説の端くれたちが、山のように積もっています。とはいえ、今まで小説を書き上げる際には、ある共通点がありました。それはいかにして「自分らしさ」を消していくのかということです。もちろん、それを書いた人間が同じである以上、そこにはどうしても「その人らしさ」が匂います。僕の場合、それがかなり強く匂うほうの書き手だと思います。ですので、その匂いを放っておくと、読者に既視感を与えてしまう。その危惧が常にあります。自分の枠からはみ出すことは難しくとも、それでもどうやってその匂いを消していけるか。読んでくれた人に「新作」を読んだ、という満足感をどれだけ感じてもらうことができるか。それがこれまで小説を書いていく上で、一つのテーマでもありました。
ですが、この『チェーン・ポイズン』に関しては、書き始めた当初から、これまでと違う匂いがありました。今までの自分とは違う何かが出てきている、と、そんな感覚がありました。それをどうやって自分の小説の中に組み込んでいくのか。それがこの小説を書き上げていく上での一番のポイントでした。
さて、その小説が挫折することなく無事に出来上がり、今はホッとしています。自分としては、これが「新作」です、と素直に送り出せるものに仕上がったつもりです。
死に焦がれる一人の女性の一年間と、その一年後に連続自殺事件を追う週刊誌記者。違う時間を生きる、会ったこともない二人が交錯する。そんな物語です。読んでいただければ幸いです。

内容(「BOOK」データベースより)

誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われた―。新境地を開いた驚愕のミステリー。

登録情報

  • 単行本: 332ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/10/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062151308
  • ISBN-13: 978-4062151306
  • 発売日: 2008/10/30
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (32件のカスタマーレビュー)
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23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 「この先、このまま生きていっても、きっと何も変わらないだろう」と、自分の人生に絶望し、自殺することに決めた女性。死を決意した彼女の一年間を追っていく話をAとすると、複数の自殺者の死の特異な共通点に気がつき、その真相を調査していく週刊誌記者の話はB。AとB、今から一年と数ヶ月前に話がはじまる前者と、ある共通点が見受けられる自殺が続いた現在から話がはじまる後者が交錯する形で、ストーリーが進んでいくミステリ。最初はそれほどでもなかったのですが、終盤に向かうに連れてぐんぐん面白くなっていき、目が離せなくなっていました。

 バツグンに面白く、印象に強く残った点がふたつ。
 一年後に自殺することを心の拠り所にして生きていく女性の変貌、生き生きとした人間らしさを取り戻していく姿、その変化が魅力的に描き出されていたところ。そこが、まず素晴らしかったな。一年間の暇つぶしのためにとボランティアすることになった養護施設で、子どもたちやスタッフと過ごしていく中、彼女は変わっていく。終盤、彼女の心境と行動の変化にすっかり魅せられ、胸にこみ上げてくるものがありました。
 面白かったもう一点は、これも終盤、ある絵柄ががらりと変わり、「えっ!!!」と仰天させられたこと。全く念頭になかったので、これにはすっかりダマされてしまった。背負い投げ一本、てな感じですかね。著者に投げ飛ばされてから、あわてて前の頁に戻って読み返しまして、「ああ、不覚。ああ、錯覚」と、自分の頭をこつんと叩いた次第(笑)

 結構すれっからしのミステリ読者なのですが、これはとても面白かった。途中からは、もう一気読みに走っていました。
このレビューは参考になりましたか?
By 平和 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
最後の最後に「えっ?」と思わせる仕掛けがあり一瞬何のことか全くわからなくなります。整合性を求めパラパラと前の方のページを捲り、やっと「そういうことだったのか!」と納得できる。そんな本です。
このレビューは参考になりましたか?
By little
形式:文庫
読みやすく先が気になるので一気に読めました! が‥‥、あのビックリさせる手法は果たしてこの小説に必要ですか??とガッカリしました。 ただ一応読み終わったあとは、「あぁー良かったよ(汗)」って思いました。笑
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投稿日: 2010/1/15 投稿者: 深唯
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