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チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス)
 
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チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス) [コミック]

惣領 冬実
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

1491年、11月。フィレンツェの大富豪ロレンツォ・デ・メディチに見込まれたアンジェロは、各国から貴族や有力市民の子弟が集まる名門・サピエンツァ大学ピサ校に入学、一人の青年と出会う。彼の名はチェーザレ。スペイン出身で、父は教皇庁のナンバー2という名門貴族。はるか昔、全ヨーロッパを支配し巨大な帝国を築いた英雄と同じ名を持つ青年は、のちに現代政治学の祖・ニッコロ・マキァヴェッリの名著『君主論』のモデルとなり政治の天才と謳われた人物だった……。
闇に葬られた若き英雄が、今甦る。超美麗ルネッサンス絵巻!

カノッサの屈辱、破壊され封印された皇帝の墓。ダンテの『神曲』に隠された、500年間明かされなかった歴史の秘密とは?すべては謎の街、ピサに眠るーー。

著者について

惣領 冬実
1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。
82年、服飾学校在学中にたまたま漫画新人賞の告知記事を見て投稿した作品が佳作を受賞し、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表し、卓越した画力で描かれた美しい登場人物たちとドラマチックな恋愛描写で一躍人気に。代表作に『ピンクなきみにブルーなぼく』、『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。また、『MARS』は台湾でも人気を博し、2004年には『戰神~MARS~』というタイトルでテレビドラマ化もされた。
2002年には青年誌である「モーニング」にてSF作品『ES ーEternal Sabbathー』を連載。他人の脳に入り込み、情報を改ざんできる能力を持つ遺伝操作で生まれた青年を描き、新境地を拓いた。
 そして現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。


著者公式サイト「惣領冬実@web」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html

登録情報

  • コミック: 203ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/8/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4063757501
  • ISBN-13: 978-4063757507
  • 発売日: 2009/8/21
  • 商品の寸法: 18.2 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
 チェーザレが司教として列席する降誕祭でのミサが丁寧に描かれ、その場の雰囲気がよく分かる。「主よ あわれみたまえ」という聖歌の一節が、さまざまな場所で、さまざまな人の下でリフレインする。ミサの、キリスト教徒にとっての重さと同時に、ユダヤ人、マラーノ(ユダヤ教を偽装棄教し表面上キリスト教徒となったユダヤ人)の問題という日本人にとっては見過ごしがちな部分も暗示されている。この問題がどこまで深められ、どんな形で描かれるか興味深い。
 当時のヨーロッパにとって、キリスト教が精神的にどれほどの重さを持つものかを描いた後に、作者は、「カノッサの屈辱」を頂点とする、皇帝と教皇の闘争の意味を読者に知らしめる。
 チェーザレは、ピサの聖堂の中に眠る皇帝ハインリヒVII世の墓の意味を知ることを望み、統治とは皇帝と教皇の二元論であるべきか、はたまた一元論でなければならないかを、深く問うことになる。そして思わず言う、「教皇派を叩き潰せ」と。
 本巻では、チェーザレが後の行動を通して、真に何を望んだのかが明らかにされている。歴史上の事実を描くという地味な展開であるが、この巻は、後の展開を深く理解するための鍵を与えてくれるものだろう。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:コミック
凄い。カノッサの屈辱にあのような解釈ができるとは思わなかった。
これは、もはやコミックを超越している。

ダンテやハインリッヒ7世のエピソードを使いながら、16歳の(!)チェーザレが、この後、なぜ、権力闘争を行っていくのかの伏線を張っている。
皇帝派、教皇派といった中世の枠組み、時代を超越したチェーザレ。何と魅力的な人物なのだろう。

学問的な正しさなど分からないが、この巻を挟むことで、このコミックの今後の展開がはっきりとしてきた。

また、作者の絵もまた凄い。ハインリッヒ7世の墓を、あそこまで見事に復元するとは。時代考証、精密な描写。ここまで手を掛けるのであれば、単行本化が多少遅くても、文句は言うまい。

もう一度、1巻から読みなおしながら、次を待つとしよう。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mamo
形式:コミック
7巻のメインは「カノッサの屈辱」と「ピサ大聖堂の皇帝の墓」についての話なのですが、
やはり読者がまず目を奪われるのは、前巻から待ちに待っていた「降誕祭」の話だと思います。

荘厳なミサの様子はもちろんなのですが、6巻での哀しい事件の事で、
多分一番辛い思いをした人物であろうジョヴァンニの心情も語られ、
メインキャラクター達の微笑ましいやり取りも楽しめ、54話は連載再開の第一回目として素晴らしい回だと思いました。
中盤ではチェーザレとランディーノ教授の対話の中、歴史の話が語られるという形になり、
しばらくの間魅力的なキャラクター達の活躍が見られなくなってしまうため、
読者の間で賛否両論があるかと思うのですが、
チェーザレの思想について関わる重要な話となるため、やむを得ないのだと思います。
(個人的には、連載時には長く感じた歴史の話も、単行本でじっくり読むと楽しめました)
チェーザレの思想が語られるシーンでは、チェーザレの内面に少し触れられた気がして、とても感動しました。
6巻で華々しく登場したシレンツィオは、登場後チェーザレとミゲルの幼少の話となって
出番がなかった分、今回は会話シーンで頻繁に登場していてファンとしては嬉しかったです(笑)

惣領先生は、惣領先生の「チェーザレ」の世界を誠実に描かれていると思います。
街にはびこる、浮ついた魂の無いような読みやすい作品ではなく、
作者の誠実な想いの込もった作品を、読者も望んでいると思います。
これからも、ラファエロではなく、ミケランジェロのような先生であり続けて欲しいです(^^)

星の数は悩みましたが、やはり他の巻に比べるとメインキャラ達の出番が少なく、
寂しいかな・・・と、どうしても思ってしまうので、星4つで(汗)
ワガママを言ってしまう読者で、すみません!
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相反するもの
■聖なる理想と、清からぬ現実
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“荘厳”とはこのことであろう。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/1 投稿者: unauna
歴史は謎解き、権力闘争は続く。
中世にローマを重ね、チェーザレには華麗な僧服と知性を織り込んだ一巻。歴史考証と創造の才がつむぎ出すリアルな中世。巻頭カラーは美しい。いずれカラー原画集を期待したい... 続きを読む
投稿日: 2009/9/3 投稿者: AURON
チェーザレの魅力
コミック派の私は新巻が出るたび、購入を迷います。

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投稿日: 2009/9/1 投稿者: YOSHIICHI
屈辱
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投稿日: 2009/8/27 投稿者: yass
こう語られるとすんなり理解できます
今回の巻は、チェーザレとランディーノの「カノッサの屈辱」であり、「ピサ大聖堂の皇帝墓の謎」がメインで語られ、ストーリーの展開は小休止と言う感じですが、水面下で着々... 続きを読む
投稿日: 2009/8/26 投稿者: MAG
ますます期待
今後の伏線をはっています。
なんと深いコミックでしょう。
ぐいぐいと読み進めてしまいました。

権力のバランスについて... 続きを読む
投稿日: 2009/8/22 投稿者: ぶひ
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