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チェリー(ポプラ文庫)
 
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チェリー(ポプラ文庫) [文庫]

野中ともそ
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

13歳の夏、「魔女」退治に出かけたぼくは、ずっと年の離れたひととウンメイの恋に落ちた・・・。涙がとまらないすてきな恋の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

夢のような幸せな日々には終わりが約束されていた―。13歳の少年ショウタは異国の地でモリーという名の不思議な女性と出会う。始めは奇妙な行動に戸惑うが、いつしか二人の間には絆が芽生えていった。美しい自然を舞台に繰り広げられる永遠の出会いの物語。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2010/2/5)
  • ISBN-10: 4591115488
  • ISBN-13: 978-4591115480
  • 発売日: 2010/2/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 367,105位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ky4
形式:文庫
表題のままですが、安心できる感動を得たいなら充分用を足す本です。どんなにへそ曲がりな人でも最後のところでは泣いてしまうのではないでしょうか。死語かもしれませんが、以前よく出版界で使われていたヤングアダルトの領域の本に入ると思います。文体の観点からは「恋人」を「こいびと」と書いたり、ちょっと癖がありますが、読み進めれば慣れるでしょう(私はそういう「戦術」はあまり好きではない)。「フィリパピアスのTom's Midnight Gardenと似ている」と言うと誤解されるのでそうは書かないことにしましょう(書いちゃったけど)。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By take
形式:単行本
「楽しかったことを誰かに話すと、もう一度楽しくなれる」
孤独と一人では意味が違う気がする。孤独は寂しさがつきまとうけど、一人は強さが感じられる。
きっと人は孤独には耐えられないけれど、一人を楽しむことはできる。モリーは一人を思いっきり楽しみ満喫できる女性。そして自分を自分以外の生き物に分けてあげられる女性。そんなモリーとショウタの物語。

さくらんぼの町、湖のほとりの家、叔父さんとショウタ、さくらんぼ農場の人達、チェリーフェスティバルすべてがユメのような心地よいひととき。そして最後に気持ちがもう一回あったかくなるエピソード。今まで読んだストーリーが頭の中を駆け巡る。

この本を読んでなぜか思い出した本がある。ディヴィット・アーモンドの「肩胛骨は翼のなごり」。内容が似ているわけではないのだがちょっと同じ臭いを感じたのはボクだけでしょうか?
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自分の則に従って行動し、かけがえのない愛をショウタに遺していったひと。
なんとも不思議な魅力にみちた、不器用な年とった妖精のようなひと、モリー。

4歳から12歳までアメリカで育ったショウタは、両親の離婚によって、母と日本に帰ったが、
学校では帰国子女の立場がショウタを追いつめる。
加えて、母のお荷物になってはいまいかと心を傷める。
ショウタはすでに「大人の都合」を知っている。

アメリカに残したままの自分の家を売るために、前妻の母・モリーにその家を
退居するよう説得するつもりの伯父とともにさくらんぼの町に来たショウタ。
13歳の夏。アメリカ北西部のさくらんぼの町での奇跡のようなできごと。
“魂のきょうだい”という言葉があるが、これはショウタとモリーの
まさに“魂の恋人たち”の物語。
人見知りでやせっぽちで他人に対しては極端に臆病で、
絶対に“世の中”に染まらないモリー。だが、それは敵対しているということではない。
身の回りの自然から行く道を授けられるとでもいった方法でモリーは自分の世界を
築いている。
人見知りはするが、居場所がない人や、自分が少しでも手を貸せると感じた人に対しては
惜しみなくその手をさしのべるひと。
ショウタは数日でモリーの魅力に気づかされる。
少女のまま大人になったひと、というには、あまりにも孤独で、けれど魂をさらけだして生きているようなモリーに
どうしようもなく惹かれずにはいられなかった。
国も時間も年の差も、すべて飛び越えて……。

町中がさくらんぼで溢れかえるチェリー・フェスティバル。
さくらんぼ小屋の開店。
モリーの作るさくらんぼメニュー。けれど、必要とする人のために、必要なだけ。

ショウタの回想から、現在に時間が還っても物語にはまだ奇跡が残されていた。
甘く輝く記憶そのものが現前する。

モリーは私のなかにも愛を遺していってくれた。
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