出版社/著者からの内容紹介
「将来の希望? そんなものはないわ。今日一日を生き延びた。それだけよ」
昨日連行された人が、今日無惨な姿で戻ってくる。
10年もだらだらと続く戦争の中に育った子供たちは、銃撃戦の音に耳をそばだて、兵器の名前を当てっこしている。
外国報道陣を寄せ付けないチェチェンは、世界から完全に忘れ去られ、無法地帯と化してしまった。
ロシア人ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤが命をかけて拾い集めたのは、ロシア軍のイデオロギーでもなく、チェチェン独立を訴える武装勢力の主張でもなく、誰にも止められなくなってしまった戦いに逃げまどう市民たちの声だった。
昨日連行された人が、今日無惨な姿で戻ってくる。
10年もだらだらと続く戦争の中に育った子供たちは、銃撃戦の音に耳をそばだて、兵器の名前を当てっこしている。
外国報道陣を寄せ付けないチェチェンは、世界から完全に忘れ去られ、無法地帯と化してしまった。
ロシア人ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤが命をかけて拾い集めたのは、ロシア軍のイデオロギーでもなく、チェチェン独立を訴える武装勢力の主張でもなく、誰にも止められなくなってしまった戦いに逃げまどう市民たちの声だった。
内容(「BOOK」データベースより)
チェチェン関連の報道は、実に限られている。ジャーナリストを対象とした度重なる誘拐、殺人に加え、煩瑣な手続きが外国報道陣を寄せつけないからだ。世界中から忘れ去られ、無法地帯と化したチェチェン。ロシア人女性ジャーナリストが命を賭けて拾い集めたのは、武装勢力の主張でもなく、ロシア軍のイデオロギーでもなく、誰にも止められない戦いに翻弄される市民たちの声だった。
内容(「MARC」データベースより)
昨日連行された人が、今日無惨な姿で戻ってくる。そんなことが日常茶飯事になっている、世界のどこからも隔離された無法地帯チェチェン。そこに生きる人々を、ロシア人女性ジャーナリストが命がけで取材する。
出版社からのコメント
本書の主人公は、戦争に翻弄される一般市民だ。
マリーカは死に瀕する夫を抱えて、病院に駆け込んだ。医師が言う。
「あなたの夫がテロリストかロシア軍の軍人ならば、紛争の当事者として治療できる。でもただの市民なら、有料だ。即金で4000ルーブル払えるなら手術をしよう」
こういう話は、ニュースでは決して報じられることはない。
今、チェチェンで戦っているのは、実はテロリストとロシア軍ではない。
では、誰と誰が戦っているのか。誰のための戦争なのか。
市民の声のピースが集まって、その全体像が見えてくる。
この半年の間に、チェチェン関連書籍が相次いで出版された。
『チェチェンで何が起こっているのか』(高文研)は、チェチェン問題理解のためのわかりやすい入門書だし、『誓い』(アスペクト)は、戦火を生き抜いた医師の物語だが、これは勇気に関する一大物語だ。是非、併せて読んでほしい。
知らなければ、知らされなければ、何も起こっていないのと同じだ。
私たちはまず知ることから始めなければならないのかもしれない。
マリーカは死に瀕する夫を抱えて、病院に駆け込んだ。医師が言う。
「あなたの夫がテロリストかロシア軍の軍人ならば、紛争の当事者として治療できる。でもただの市民なら、有料だ。即金で4000ルーブル払えるなら手術をしよう」
こういう話は、ニュースでは決して報じられることはない。
今、チェチェンで戦っているのは、実はテロリストとロシア軍ではない。
では、誰と誰が戦っているのか。誰のための戦争なのか。
市民の声のピースが集まって、その全体像が見えてくる。
この半年の間に、チェチェン関連書籍が相次いで出版された。
『チェチェンで何が起こっているのか』(高文研)は、チェチェン問題理解のためのわかりやすい入門書だし、『誓い』(アスペクト)は、戦火を生き抜いた医師の物語だが、これは勇気に関する一大物語だ。是非、併せて読んでほしい。
知らなければ、知らされなければ、何も起こっていないのと同じだ。
私たちはまず知ることから始めなければならないのかもしれない。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ポリトコフスカヤ,アンナ
ロシア人ジャーナリスト。1980年、国立モスクワ大学ジャーナリズム学科卒業。モスクワの新聞「ノーヴァヤ・ガゼータ」紙評論員。1999年夏以来、チェチェンに通い、戦地の住民の声を伝える記事を書く。その活動に対してロシア連邦ジャーナリスト同盟から「ロシア黄金のペン賞(2000)」「黄金の銅鑼賞(2000)」、アムネスティ・インターナショナル英国支部から「世界人権報道賞(2001)」、フランス語版『チェチェン―ロシアの恥辱』(ロシアでは未刊行。未邦訳)に対しては、国際ルポルタージュ文学賞「ユリシーズ賞(2003)」を受けている。2002年、モスクワの劇場占拠事件では、武装グループから仲介役を指名され、交渉にあたった
三浦 みどり
ロシア語通訳。1973年、東京外国語大学ロシア科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ロシア人ジャーナリスト。1980年、国立モスクワ大学ジャーナリズム学科卒業。モスクワの新聞「ノーヴァヤ・ガゼータ」紙評論員。1999年夏以来、チェチェンに通い、戦地の住民の声を伝える記事を書く。その活動に対してロシア連邦ジャーナリスト同盟から「ロシア黄金のペン賞(2000)」「黄金の銅鑼賞(2000)」、アムネスティ・インターナショナル英国支部から「世界人権報道賞(2001)」、フランス語版『チェチェン―ロシアの恥辱』(ロシアでは未刊行。未邦訳)に対しては、国際ルポルタージュ文学賞「ユリシーズ賞(2003)」を受けている。2002年、モスクワの劇場占拠事件では、武装グループから仲介役を指名され、交渉にあたった
三浦 みどり
ロシア語通訳。1973年、東京外国語大学ロシア科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)