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チェチェンの呪縛 紛争の淵源を読み解く
 
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チェチェンの呪縛 紛争の淵源を読み解く [単行本(ソフトカバー)]

横村 出
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

何十万人もの難民,数知れぬ行方不明者,廃墟となった首都……そして劇場,地下鉄,学校を舞台にしたテロ.
「テロとの戦い」を標榜するプーチン大統領は欧米諸国の黙認の下,チェチェンとロシアの数多くの一般市民の犠牲をかえりみず,膨大な軍事力を投入して凄惨な武力攻撃を行い,「武装勢力」「イスラム原理主義」との泥沼の戦争を続けています.その実態と真の目的は何なのか? 平和の糸口はあるのでしょうか?
閉ざされた現地を長期にわたって取材してきた記者による渾身のルポルタージュ.

内容(「MARC」データベースより)

何のための戦争なのか。世界でいま最も冷酷で、危険で、隠蔽された残虐行為が行なわれているのは、チェチェンだ。閉ざされた現地を長期にわたって取材してきた記者によるルポルタージュ。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 201ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/7/29)
  • ISBN-10: 4000238299
  • ISBN-13: 978-4000238298
  • 発売日: 2005/7/29
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 604,803位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
元養豚場のチェチェン難民キャンプでは
「毎晩夜の10時すぎに照明弾を何発も打ち上げる。それが略奪の合図だ。
ロシア兵は難民キャンプを捜索と称して援助団体から配給された
わずかなソーセージや蜂蜜を押収していく」

「村人の多くはロシア軍と武装勢力の両方を恐れてなすがままになっていた」

「ロシア軍は掃討作戦と称して市民を拘束して金や財産を巻き上げようとする。
ロシア政府の予算で支出される復興資金の一角はチェチェンの有力者から
武装勢力へも流れる」

「戦争の参加者は、ロシアも、チェチェン武装勢力も、イスラム原理主義者も、
みんなが得をしている。全てを失うのは市民だけだ」

現大統領も数千人の市民が情報機関や警察に連行されたまま
所在がわからなくなっていることを認めている。

第一次チェチェン戦争は米露のカスピ海石油資源争奪戦
多民族国家崩壊阻止、政権の支持率回復策が主要因

第二次チェチェン戦争はイスラム革命の輸出を阻止
「シロビキ一派にとっては、戦争とテロの激化は
FSBを復権させる好機になった」

紛争のチェチェン化
武装勢力に対して実際に戦っているのは
チェチェン人のみから構成されている政府軍だ。
チェチェン人内部における路線、宗派、部族を巡る対立
支配者側は内部対立に巧妙につけ込み、現地人同士による戦いへと
衣替えしていく植民地支配の常套手段

イスラム原理主義が若者間で現体制に対する抗議思想として浸透している
北コーカサスにおいてはイスラム原理主義というだけで弾圧の対象となり
それが過激な武装闘争に走らせ支持者を増やすという悪循環

露軍の腐敗は凄まじい
しかし武装勢力の無差別テロも決して許されない
チェチェン問題解決の糸口さえ全く見えない

私にとって一つだけ確かなことは
『対テロ戦争』という名の下に
一般市民への凄惨な掃討作戦が日々続いているということだけだ

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 罵詈雑言アラメンド VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
一言。

チェチェンに関心がある人は、

本書を必ず読みましょう!

名著です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sandroc
形式:単行本(ソフトカバー)
チェチェン紛争は「テロとの戦い」だと言って思考停止している人はぜひこの本を読んでほしい。イスラム過激派、そしてロシア、どちらが悪いというレベルの問題ではない。どちらもあまりに残酷で異常である。どちらの言い分も受け入れられない。どちらの肩を持つこともできない。どちらの取っている方策も最低である。それにしても、チェチェン穏健独立派のマスハドフを殺したロシアには憎悪を感じる。
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