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チア男子!! [単行本(ソフトカバー)]

朝井 リョウ
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

柔道の道場主の長男・晴希は大学一年生。姉や幼馴染の一馬と共に、幼い頃から柔道に打ち込んできた。
しかし、負けなしの姉と較べて自分の限界を察していた晴希は、怪我をきっかけに柔道部退部を決意する。
同じころ、一馬もまた柔道部を辞めていた。幼くして両親と死別した一馬は、あるきっかけから、大学チアリーディング界初の男子チーム結成を決意したのだ。
晴希と一馬は、宣伝やスカウトなど紆余曲折を経て、理屈屋の溝口、内気で巨漢のトン、関西出身スポーツバカのイチローと弦という超個性的なメンバーを集める。なぜか参加を拒む体操界のプリンスをなんとか参加させ、目指すは秋の学園祭の初ステージ。男子チアへの冷たい視線や各メンバーの葛藤を乗り越え、7人は初ステージで大喝采を受ける。
コーチや新たなメンバーを迎え、チームは全国大会出場へ向けて本格始動するが…。
チアリーディングとは、こんなに激しく美しいスポーツだったのか!
何かに一生懸命な人間の姿とは、なんて格好良いのだろう!
著者の通う早稲田大学に実在する男子チアリーディング・チーム「SHOCKERS」に取材した、みずみずしい若さ溢れる、感動必至の長編スポーツ小説。

内容(「BOOK」データベースより)

柔道の道場主の長男・晴希は大学1年生。姉や幼馴染の一馬と共に、幼い頃から柔道に打ち込んできた。しかし、無敗の姉と比べて自分の限界を察していた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部。同じころ、一馬もまた柔道をやめる。一馬はある理由から、大学チアリーディング界初の男子のみのチーム結成を決意したのだ。それぞれに事情を抱える超個性的なメンバーが集まり、チームは学園祭での初舞台、さらには全国選手権を目指すが…。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 392ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/10/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087713741
  • ISBN-13: 978-4087713749
  • 発売日: 2010/10/5
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
軽快な演技が最近テレビでもよく取り上げられる早稲田大学男子チアリーデングチーム・SHOCKERSに取材した作品。
たしかにお揃いのユニフォームで技を次々に決める彼らはカッコいい。
でも私は聞いたことがある。その技を決めるため、けがや痛さと人並み以上に闘い、泣きたくなるほど練習を重ね、
仲間とのいろんな葛藤に打ち勝ってきてるんだってことを。
だから本物のチアを描こうとしたら、表面的なカッコいい部分だけじゃ、なんかウソくさくなってしまう。

「チアリーダーとは、観客も選手も関係なくすべての人を応援し、励まし、笑顔にする人のこと。
そして、そのために自らの努力を惜しまない人のこと。」
この『自らの努力を惜しまない人のこと』って、とても大事だと思う。

この作品の登場人物も、イケメンや運動神経がいいやつが確かに多いんだけども、そうでない奴もいる。
そういう奴らとそうでない奴らが、目的はみんな違うけど一つのチームに集まって、
最終的には“一人でも多くの人を笑顔に!”を合言葉に、決して器用じゃないけど自分なりの目標を目指して
少しずつ少しずつ演技を磨き上げていく描写には本当に引き込まれた。

また実は、チアって、ほかのスポーツと使う筋肉が全然違うから、
どんなに運動神経がいい奴でも初心者はものすごい筋肉痛に襲われる、とも聞いたことがある。
この作品でも、数々の華麗な技の裏で、登場人物の多くは指にテーピングをしたり、腰にコルセットを付けたりと、
悲鳴をあげる自分の体と必死で闘っている。
そんな肉体的ハードさもしっかり描けてるし、チーム内部での人間関係の軋轢も物語の核としてうまく織り込まれている。

作者の持ち味の“若い感性が爆発”って感じで、今まさに青春まっただ中の読者が引き付けられるのは間違いない。
でも若者だけじゃなく、過去、部活とかで練習に没頭したり、仲間同士で自分の思いをぶつけ合いながらも
一つのことに夢中になった経験がある“OB/OG”ならば、
チアなんかやったことがなくても、きっとこの作品のとりこになれるだろうって思える。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
『桐島、部活やめるってよ』の浅井リョウの青春スポ根小説!!

出来は微妙である。はっきり言って泣けなかった。

それぞれなにがしか心にとげを抱えたメンバー16名が猛練習を積みながら
各々の想いを乗り越えてチアリーデング全国選手権の舞台で一つになる。

一つ一つの心のとげはそれなりに重いが、一方で交わされる会話は軽妙で
泣いて笑ってという青春スポ根小説の“つぼ”はしっかりと押さえている作品である。

だが、あの『桐島、部活やめるってよ』を書いた“浅井リョウ”が本当にスポ根の世界を
あるいはチア男子というパフォーマンスを心の底から書きたいと思ったのだろうか?
劣りしものの悲しみを、優れしものの孤独を、友情を、親子愛を、兄弟愛を本当に彼は書きたかったのだろうか?
どうしてもそこに本音ではないうそ臭さやイミテーションの香りを感じ、
最後までその違和感が消えないままに、またチアリーディングの素晴らしさをしっかりと
味わえないままに読み終えてしまった…。(そういう意味では“あの『桐島、部活やめるってよ』”は
彼の本音にあふれていたように思う。但し、そのテーマに全く共感できなかっただけで…同書のレビューをご参照)

また、『数時間前に一馬が言ってくれた言葉は、なかなか消えないTシャツの染みのように、晴希の耳の内側で音もなく息をしている』
…“音もなく息をしている”???
『まだこの街に残っている冬の粒がぱちんぱちんと弾けて…』
…“冬の粒”???
といったどうにも私的にはしっくりとこないいかにも作った様な表現があちこちに散りばめられていて
(『桐島…』の様に会話はいいのにね)ますますそのうそ臭さが鼻についてしまった。

もしかしたら賢明な彼は、書きたいもの(=本音)を書いた第1作から、2作目にして読者が読みたいものを書く
職業作家にすでに転向を図ったのかもしれない。(であれば“うそ臭さ”を感じさせないスキルを磨いてほしいものだ。
でもそれでは(僭越ながら)所詮イミテーションに過ぎない作品しか生まれないような気がするが…)

ということで、なじみの薄いスポーツを扱った作品としては、近藤 史恵の『サクリファイス』を
青春スポ根小説では誉田 哲也の『武士道…』三部作や三浦しをんの『風が強く吹いている』を
超えるような作品をぜひ書いてほしいと思う。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
2010年はけっこうたくさん本を読んだのですが、そのうちで
一番心に残った本です。ただひたすらまっすぐにストレートに
感動できる本。

タイトルや表紙から、なんとなく「スポ根ものはちょっとな…」
と思いながらあまり期待せず読み始めたのですが、すぐにぐっと
話に引き込まれました。説教くさいところなんか全然なくて、
読みながらいろいろなところで涙が出てきました。

何かを頑張りたいと願いながらも、どうしたらいいかわからない
でいる多くの人たちにぜひ読んでみてほしいと思います。
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