…というのがまず読後の感想。
ファンタジー世界を体感できるレジャー施設に潜入捜査するお話の完結編。
前作が面白く感じたのは、語り手のケイがファンタジー世界にあまりなじめず、すぐ素に戻って突っ込んでしまうところで、逆に読んでいる方としては、実際にその場に入り込んだとして、自分だったらどうするだろう?と想像したり共感したりできるところでした。
それが続編ともなるとさすがにケイもなじんでしまって、ダーティペアのファンタジーパロディ、みたいなノリになってしまっていたのが残念でした。
それにユリが「ケイの相棒」でなくなっているように感じたのも寂しかったですね。二人の会話、捜査についての会話すらほとんどなく。千里眼の発動はありましたけど、それだけっちゃそれだけ。
一度、ケイが外の世界に戻って情報を集める、などの展開もあってほしかったです。じゃないとあのオチは唐突すぎやしませんか。