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まずは、本書冒頭の、日本ダーツ界第一人者である小熊氏への
インタビュー。
これだけでかなり価値があるが、出来ればもう少し長く、そし
て他のカリスマプレイヤーからのインタビューも欲しかった。
そして、その後に続く、始めてダーツをやる人向けの基礎知識
はネットとさほど差は無いが、用語一覧は一度は読んでおいて
損はしない。
フォーム解説部分だけでも12ページを用いている点、ダーツ
ゲームの解説については、ただのルール説明だけにとどまらず、
シミュレーションを通してゲーム別の攻略例が記載されている
こと、ソフトティップダーツのアイテム紹介部分に至っては、
量は多くは無いが、ショップスタッフのオススメ商品を合わせ
て載せているのも加点材料だ。
さらに、A5版という携帯性も、ダーツとともに持ち歩ける点
で、ネットに勝る一因であるといえる。
惜しむらくは、大会での勝利を目的としているような、ヘビー
プレイヤーには少し物足りない内容で、逆に遊び程度にダーツ
をするようなライトプレイヤーは、945円の出費をしてまで本を
買おうとしない、という現実である。
ただ、今の国内では、ブームの盛り上がりほどには良い本が無
いように思われるので、その中ではかなり上の出来であるとは
言える。
というわけで、本書のテイストを承継しつつ、出来れば値段を
半額程度に抑えたライトプレイヤー向けと、倍の値段でも良い
ので、より内容の濃いヘビープレイヤー向けの2冊を出版して
欲しいと思い、次回に期待を込めてこの評価とした。