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離婚調停中のダリアは娘のシンシアの親権を夫と争っている。彼女はすぐに娘の養育に適したアパートと仕事を見つけなければいけない。彼女は家賃の高いマンハッタンからトラムに乗り、ルーズベルト島の古びたアパートに引っ越すことに。ところが寝室の天井に染みを見つけ、水が滴り落ちてきた。そのときから不気味なことが起こりはじめる。
日本映画『仄暗い水の底から』(原作・鈴木光司)のリメイクで、ほぼオリジナルに忠実な作り。アパートの秘密、そこに隠された事実とダリアの過去が偶然にもリンクし、予想もつかないラストへ。正直ホラーというほどの怖さはないが、ひとりの母親の人生が、染みから滴り落ちる水に飲み込まれていくような展開には胸をギュッと掴まれる。そこには親子の絆、情念が描かれ、映画が終わったあとも悲しみの余韻が続くからだ。監督は『モーターサイクル・ダイヤリ-ズ』のウォルター・サレス。主演はジェニファー・コネリー。ティム・ロス、ピート・ポスルスウェイト、ジョン・C・ライリーなどの演技派たちが脇をしめ、映画のグレードをあげている。(斎藤 香)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ウォルター・サレス監督によるサスペンスホラー。薄暗いアパートに引っ越してきた母娘が、不可解で不気味な現象に襲われ次第に追い詰められていく。「劇場公開版」と「特別編集版」の2種のいずれかの選択再生が可能。特典ディスク付き。