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44 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
緻密な取材の裏つせけを持つルポルダーシュの傑作,
By まっとう鯨 (東京都千代田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ダークサイド・オブ・小泉純一郎―「異形の宰相」の蹉跌 (単行本)
小泉が隠してきた暴力団との関係を取材するために、暴力団だった人に取材しているように、著者は足を使って丹念に問題を追っている。そして小泉がいかに汚れた政治家であるかについて、週刊誌のライターとして苦労した結果が、この本の中に見事に結晶している。記事の多くは週刊誌にまとめた記事に基づいていて、調査報道というジャーナリズムの基本に従い、噂ではない現場調査の持つ説得力に満ちていて、小泉がいかに大衆とマスコミを誑かし、インチキきわまる政治家だったかを実証している。このような新年と執念で仕事をする記者が日本に十人いたら、小泉政権は五年も持つことがなかっただろうと思う。
60 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なぜ今頃?,
キッズレビュー
レビュー対象商品: ダークサイド・オブ・小泉純一郎―「異形の宰相」の蹉跌 (単行本)
帯カバーを見て、小泉首相叩きの、ありがちな本かと思いきや評伝として秀逸。 とくに1章と5章がよかったです。 竹内清との一問一答はぞくぞくしながら読みました。 5章の清の息子さんと著者との語り合いのなかに 小泉首相の冷酷な素顔を見た気がします。 小泉首相を知る上でこれはスタンダードになるかもしれません。 個人的にはもっと早く出ていればと思います。
55 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
足で書く、という重要性,
By
レビュー対象商品: ダークサイド・オブ・小泉純一郎―「異形の宰相」の蹉跌 (単行本)
一見、反権力のフリをして妄想を書き連ねただけの、ありがちな小泉批判本かと思ったが、読んでみたらスクープネタ満載のとんでもない力作 だった。 著者自身、「小泉の本質は○○ではないか」という妄想に近い思いこみ から取材を始めていることを認めているが、そこから先がただの批判者 とは大違い。何度も何度も小泉の地元である横須賀に足を運び、ひたす ら人から話を聞く。言うだけなら簡単だが、地元の顔役に元ヤクザかど うか聞き、家庭のあるご婦人に過去の性的被害を聞く、こんなのとても 妄想や悪意だけでできる作業ではない。 著者本人も「取材」という作業にまつわる懊悩や逡巡について率直に表 明しているし、取材して最初の妄想が砕かれたら、それを認めた上でさ らに取材して真相を探ろうとする。タイトルにある「ダーク」な世の本 質に、誠実さを武器に肉薄しようとする姿勢には、正直に好感が持て た。 少し表現が荒っぽいところがあるので星4つとしたが、意図的に臨場感 あるつくりにしたのかも知れない。好みの問題だが、私は成立している と思う。
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