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ダークエルフの口づけ〈4〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)
 
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ダークエルフの口づけ〈4〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫) [文庫]

川人 忠明 , 椎名 優
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「小さな蕾が恋をして、綺麗な花が咲きました…」湯につかりながら、詩を口ずさむエビータ。アマデオのことを思うと、心は踊り、頬は紅く染まる。そう、それは恋―。だがエビータは知らなかった。その愛しいアマデオが、サンク・ベラスタに幽閉されていたフィゲロアという囚人から、エビータとアマデオが兄妹であると聞かされていたことを…。ララサベル公爵家で起きた18年前の事件。その因縁から始まる陰謀が、ついにアマデオとエビータに襲いかかる。「混沌の王国」ファンドリアの夜よりも深い闇を描く異色のダーク・ファンタジー完結編。

登録情報

  • 文庫: 381ページ
  • 出版社: 富士見書房 (2007/12)
  • ISBN-10: 482911987X
  • ISBN-13: 978-4829119877
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 486,991位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
アマデオが主役の話は今回で終わりとなる(であろう)ダーク系SW小説の4巻目。
前回で提示されたアマデオの心理的葛藤やお姫様との絡みの部分は、ここで一応幕引きとなる。

個人的には、ストーリー展開の面においては、ある意味不満が残った。
私個人は、アマデオとエビータというファンドリア世界には似つかわしくない「善意の象徴」たる面々が、
何らかの形で悪意に満ちたファンドリアの闇を少しは変えてくれることを期待したのだが。
しかし結局は「現実」という壁に押し潰されて、抗争に明け暮れる野心家たちのわずかに残った良心を頼りに、この悪質極まりない世界から脱出するという、
よく言うと「無難な」、悪く言うと「ありきたりでつまらない現実的な」終わり方をしたのが残念だった。

一方で、ダークエルフであるベラの心の動きに関しては、なかなか楽しめた。
結局ベラは、アマデオやエビータのような純粋な生き方に憧れていたのだろう。
(アマデオへの特別な好意もおそらくあったのだろう。そうでなければ、この油断ならぬファンドリアにおいて、わざわざ別れ際に自分の正体を明かす理由がない)
しかし、ダークエルフという生まれゆえに、ファンドリアという抗争社会で生きるゆえに、それらは全て捨ててしまった。
捨てなくてもよい感情まで捨ててしまった(ラミアやカマラサのように下衆な感情に染まるのが嫌だったのだろう・・・彼女は本質的に、アマデオ並に純真なのかもしれない)。

そうであるがゆえに、あんな再会の仕方しか約束できぬベラ。
ある意味、一番「現実」という網に縛られてしまっているのは、彼女なのかもしれない。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 忍豚
形式:文庫
今まで話が薄くて余り読まなかったSWにも素敵なお伽噺が出現しました。
キャラ至上主義は相変わらずですが、今回のキャラは超魅力的。
超クール風味&情け深い黒妖精、超嗜虐的で愛憎豊かな女吸血鬼、底が深くて見えない女盗賊幹部、秘めた狂気&非情の伯爵夫人etc
その他たくさんの美女、美少女盛りだくさん。
男性陣も約三名は良い感じですが、少人数なのは作者の趣味かな。
このCoolなキャラたちが(とりあえず正義は横に置いたまま)自分の主義主張を貫くべく、敵味方が不明な闇の中を全力で駆け抜けます。
その潔さは見事です、刹那的ですが、羨ましくなるくらい迷いがありません。
ここまで闇の住民をスタイリッシュに表現した小説は無いのでは?
ファンドリアという国の設定の勝利ですね。
読後感は爽快とは言い難いですが、何か気分は良いです。
その理由は是非ご自分で読んで味わってください。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
微妙にネタバレっぽいタイトルで申し訳ありませんが、
物語自体が完結したわけではありません。
これで三分の一を消化したところらしいです(あとがきより)。

かつてソードワールドノベルで、ここまで血なまぐさい
モノがあったでしょうか。
純真な心が踏みにじられ壊れるに至る過程には
思わず眉をひそめましたが、逆に
「よくぞここまで描いてくださった!」とも思いました。
混沌の王国・ファンドリア。そこで渦巻く陰謀と、
それに翻弄される人々を描いている物語なのだから、
陰惨なものになるのは当然。
正直苦手なのですが、そこでペニートやラミアたちの軽口が
清涼剤の役割をしてくれたおかげで苦も無くここまで読めました。

今後の展開にも期待していますが、熱烈妄想中という、
外伝が個人的に楽しみです。
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