タイトルに書いたようにこのサイトに書かれた書評がわずかにひとつ、しかも☆1つというのが摩訶不思議である。つまりこの本は日本の愛犬家に浸透していないばかりか、ほとんど無視されているのである。ましてや犬関係のマスコミ(というほどの媒体も日本には存在していないようだが)には、この本の真価がまったく取り上げられていないのではないかと思う(少なくとも評者はきちんと取り上げられた事実を知らない)。
著者は犬のことがよくわかった上で一般の愛犬家を想定してきわめてわかりやすく持論を記述している。値段は安価ではないが、飲み代を1回節約すればお釣りが返ってくる価格にすぎない。こういう本をペットフード関連の企業しか発掘できていないところに、実は目下の日本の犬事情と出版事情の問題点が焙りだされている。そう言わしめる1冊である。