坂根さんはちょっと飄々とした印象がありました。が、芯のしっかりした経営者とお見受けしました。
自分の苦手を得意なものに変えてしまう。最初の赴任は設計部門で「設計が苦手」とコメント。お客様からのクレーム処理からご自分を切り開く。お客様と会う。謝る。約束をする。持ちかえって社内の様々な部署に相談する。社内のネットワークを築く。社内の得て不得ての人材を見つける術を得、気がつけば「クレーム処理は彼に任せれば大丈夫」というポジションを獲得する。やがて「彼に任せてみよう」という声が上がり、様々な業務・プロジェクト・改革を進めることになったようです。
現場が上げてくる”メイキング数字”が意味がない。改善のための数字を提供してくれ。と求めても人心は動かず。やがて自分が指示できるポジションになるまで、改善すべきアイディアを温存する。
人材教育に努め、次世代リーダーの育成も工夫されていました。(参加するような仕組みを作っている。)
会社が傾きかけたときに人事リストラに手をかけた。タブーは作らない。人事に手をかけないとにっちもさっちもいかなくなった時に本当に力が出ない。
研究開発には予算をかける。「まあまあいい商品はできるんだけど」という言葉からダントツ商品を手掛ける。GPSを駆使してお客様への対応力を務める。
コマツがすごいとは知っていましたが、経営者の方はあまり知りませんでした。変なカリスマではなく、理知的に会社を動かしているようです。