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ダンス・バイブル---コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る
 
 

ダンス・バイブル---コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る [単行本]

乗越 たかお
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 5,250

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商品の説明

内容紹介

話題のコンテンポラリー・ダンス。その見方のポイントはどこかを知るためには、これまでのダンスの流れを知っておくことが必要だ。ダンス鑑賞のための百科全書。

内容(「BOOK」データベースより)

バレエ、タップ、社交ダンス、モダンダンス、舞踊、パントマイム…コンテンポラリー・ダンスはどのようにしてコンテンポラリー・ダンスになったのか。気鋭の評論家・乗越たかおのダンス講義。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2010/12/3)
  • ISBN-10: 4309272290
  • ISBN-13: 978-4309272290
  • 発売日: 2010/12/3
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 百歩
形式:単行本
え、百歩さん。ダンスに興味あるの?
って聞かれると、「アリマセン」って答えるけど、(笑)
この本は、すごい♪
バイブルは、行き過ぎた感はあるけど(笑)、
芸術をやりたい!勉強したいという人は、ダンサーだけでなく
絵や書や音楽をやっている人にも、また、
何かの評論家を目指している人にも読んでもらいたい本です。

まず、目的である「コンテンポラリーダンス」について
しっかりと資料を集め、持論を展開している。
過去の評論家のなぞりなど一個もない。
にわか企画で、頼まれて書き下ろしたものではなく、
著者が勉強に勉強を重ね、その中で講義を展開している。
いきなり、「ダンスの歴史100年を10分で語る」と
講義が始まるが、
これだけの講義が出来るには、相当な時間をダンスのことを
知るために生きてきただろうし、
それだけに、とても正確で、的確な資料を揃えて、
まったくのど素人が読んでも、面白いことになっている。

すべての芸術家と、芸術を愛する人が、
いっしょになって、目指していく方向性まで、話が及んでいるところも
評論家の仕事として、評価が高い。
言いっぱなしや、トリビア自慢じゃなく、初めてにして最高の
ダンスの評論だと思う。

俺って才能、あっかも(笑)
とか
食べて行けなくても、好きな芸術をして生きていきたい!
って人
この本を読んで、目覚めてくだされ。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
コンテンポラリー・ダンスの伝道師といえばこの人、ヤサぐれ舞踊評論家の乗越たかお氏。彼の「コンテンポラリーダンス徹底ガイド」「どうせダンスなんか観ないんだろ!?」の2冊を読んで、あまりの語り口の面白さと熱さに、あまりコンテンポラリーダンスを観ない私も、余裕があるときにはイソイソと、たまにだけど観に行くようになった。

その乗越たかお氏の最新刊がこの「ダンス・バイブル コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る」。「コンテンポラリーダンス誕生の秘密を探る」という副題がついているけれど、これは現在までのおよそ100年間の、ダンスを中心にしたポップカルチャーの歴史を恐るべき速さと密度で語り下ろした、刺激的で楽しい一冊だ。極端に言えば、ダンスに興味を持っていなかった人にでも楽しめる本となっている。

それにしても、バレエの歴史を扱った本は今まで何冊も出ているのに、広い意味でのダンスの歴史を扱った本が殆ど出ていなかったのが不思議だ。そもそも「コンテンポラリーダンス」って何?って話に行き着くのだけど、本書を読むと「今踊られているダンス」ということで、何でもありということがよくわかる。そのコンテンポラリーダンスとやらがどうやって生まれたのか、そのあっと驚くような魅惑的な秘密がここで解き明かされる。

この本は、何しろ語り口がユニークだ。第一章では、まずはわずか10分間でダンス100年間の歴史を語り、次に100分間で100年間の歴史を語っている。1年は1分という猛スピードぶりなのだが、大まかなダンスの発展の流れが分かるとともに、時代の徒花とも言える奇抜で楽しいダンスムーヴメントが次から次へと、豊富で雄弁な図版を交えて多面的に紹介されていく。仏像ダンス、ボディビル、ストリップ、造形バレエ、ドイツ表現主義的ダンス。そして中でも今でも面白いな〜と思えるのがショウダンスで、バレエを脱構築したハイキックやトウダンス、アクロバティックを紹介する写真の数々がキテレツながらも楽しい。ダンスって本当に楽しい〜ってニコニコしながらページを繰ってしまうことだろう。

モダンダンス、中でも名前だけはよく聞くものの何が凄いのかよく分からなかったマーサ・グレアムとマース・カニンガムがどういう風に画期的で凄かったのかがわかりやすく解説されているのが良い。特にマース・カニンガムが徹底的に意味を排除して、病的なまでに偶然性にこだわって新しいダンスを創造したというエピソードがすごく興味深かった。

第二章「ニッポンの身体、ニッポンのダンス」では日本のダンスの歴史100年を語っている。日本のダンスの歴史なんて、バレエに関連するところと、「コンテンポラリーダンス徹底ガイド」に書かれている過去20年のことしか知らなかったので、この本に書かれていることの何もかもが新鮮な驚きに満ちていた。1866年にアメリカのリズリー・サーカス一座が日本の曲芸に惚れ込んで「帝国日本芸人一座」を組織、アメリカでも大成功を収めたというのは凄い事実。戦前のお金持ちはダンサーを引き連れてパリに修業に行かせていていたりと、実は戦前にもかなりの数の日本人が海外に渡ってダンスを学んでは持って帰ったという話にはワクワクした。中でも、放蕩児としても知られていた伊藤道郎の鮮烈な活躍ぶりが面白くて、彼についてはもっと知りたいと思った。「河合ダンス」「モダン芸者」「サムライ呉服店」といった固有名詞のキャッチーなこと!それを生み出した戦前〜戦後の日本人たちのバイタリティには圧倒された。

この章の結びは、日本人にとっての身体性の考察。日本舞踊という「芸術の不具」とまで言われた独特の動きから始まった日本人のダンスが、舞踏やヒップホップ、果てはパラパラに至るまでどのように進化しつつもオリジナリティを持ち続けたのか、その秘密が見えてきた気がする。

そして第三章「新しくダンスが生まれいずるために」では、現在日本のダンスを取り巻く状況と危機について語られ、観客である私たちには何ができるのかを、乗越さん独特の熱く鼓舞するような語り口で一気に語り下ろしている。思わず読む側も手に力が入って、いつまでもパソコンの前にいたり、家の中にこもっていないで劇場へと出かけなくちゃならない、今を生きなくてはって気持ちになる。

「オレはいま生きているリアル、生きるほかはないリアルを真摯に見つめ、踊ろうというダンサーを、全力で支えていきたい。なぜならそういうダンスによってオレが生かされているからである」。ダンスに魅せられている私たちの思いをこれほどまでに的確に表現した言葉もないだろう。

すべてのダンスファンに、そしてコンテンポラリーダンスなんて小難しくてよく分からないけどパフォーミングアーツに関心があるというすべての人に、手にとってほしい一冊である。新鮮な驚きと発見に満ちていることは保証しよう。ダンスを愛する人にとっての文字通りバイブルとなる本だ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By iMasayumi トップ500レビュアー
形式:単行本
いいむろなおき氏の舞台を観たことがきっかけで乗越氏の本を知りました。
(その舞台は自閉症感覚を描いたと言えるんじゃないかと思えるぐらい納得の
いくすばらしいものでした。)
そこで、まずこちらの本を購入してみることに。

今まで自分が観て来たコンテンポラリーダンスというのは、いわゆるバレエからの
流れを汲むものばかりだったので、大変面白く夢中になって読んでしまいました。
知らない(というか軽視していた)ジャンルのダンスにもどんどん目が行くように
なって、ダンスマガジンをもう一回定期的に購入したいと思ったり、ある身近な
人の舞台を思い出し、その感動をまた思い出したりして、やっぱり自分は現代に
生きているんだと再確認させられました。

古典回帰の流れも悪くはないけれど、現代を生きる私たちはやっぱり今の時代感覚と
連動したものも知っておくと、もっと深く世の中を見ることが出来るんじゃないかと
思えます。

コンテンポラリーダンスに興味がない方にも楽しめる名著です!
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