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まず第1印象は、さすがオフィシャルだということです。とにかくマスターにとっても、プレイヤーにとってもプレイしやすい様にという工夫があちこちにしてくれてあります。カラーでこそありませんが、マップがすごくきれいです。残念ながら番号やエンカウントキーが入ってしまっているため、拡大コピーしてそのまま使うというのは無理がありますが、かなりうまく出来ているマップはマッパーが思わず「このマップを完成させたいからこっち行って見ようよ。」などと言ってくれるほどです。シナリオは典型的なダンジョンハックものではありますが、ひたすら単調な作業を繰り返すことの無いようにうまくモンスターが配置されており、今回の私達のような初心者プレイヤーパーティーにとっても十分楽しめる展開になっています。
さてマスターサイドからですが、そのモンスターの記述がかなり親切です。本文中にはモンスターのタクティクス(作戦行動)およびhpが書かれ、巻末に普通のモンスターと名前を持ったモンスターの詳細がアルファベット順に書かれているのですが、これが結構使いやすいことをプレイ中に感じました。できればフェイスデータ(マップ上に占める大きさ)とリーチデータ(攻撃の届く範囲)も載せてくれたらもっと使いやすかったです。
先ほども書いたようにシナリオがかなり洗練されており、ストレス無く遊べる仕上がりになっています。星ひとつ落としたのは、様々なチェックのDCの数値がプレイ中いまいち見つけにくかったところです。
ダンジョンの成り立ち、変化、そして現在がシナリオの中で表現され、生きている世界の一部であるダンジョンをプレイヤーに感じさせてくれるでしょう。
D&Dの特徴とも言える、多様な罠や様々なモンスターがこのシナリオの特徴ですが、それぞれの戦術や対応がきちんと書いてある点がマスタリングの参考になります。
馴染み始めた敵でも、地形と戦術によっては恐るべき敵に変化します。
また、プレイヤーの側もただ力押しで突っ込むのではなく、装備を調え、情報収集を行い、機転を利かせ、そして時には退く勇気を持つことも必要になるかも知れません。
さらに、冒険への導入、その後の冒険へ繋げるためのいくつかのアドバイスも用意されており、ダンジョンの攻略がキャラクター達にとってどのような意味を持つのか、ということも含めて、今後に繋げられるようになっています。
全体として、D&Dの魅力が詰まったシナリオだと思います。値段はやや高めですが私自身は非常に満足しております。
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