D&D第4版の基本ルールブックとされる3冊のうちの1冊です。
本書では、ゲームの進行役であるダンジョンマスターのための、心構えやプレイヤーを物語に引き込むテクニック、戦闘遭遇と非戦闘遭遇のマスタリングテクニック、キャンペーンの進行方法、報酬の与え方、モンスターの動かし方、追加ハウスルールの例、NPC作成方法、サンプルとなる街“フォールクレスト”のデータが掲載されています。
本書を一読すれば、およそDMという役割はどういうもので、プレイヤーたちにどう振舞えばよいのかがわかると思います。
特に自分で遭遇やシナリオを作ってみたい、またはカスタマイズしてみたいDMさんには、本書は必須といえるでしょう。
特にモンスターのバランスと報酬の与え方は、本書が最も良い手引きとなります。
戦闘の難易度は低すぎるとプレイヤーの達成感が得られませんし、難しすぎると逆にシナリオの進行に支障をきたすばかりか、プレイヤーのやる気を挫きかねません。
報酬も、あまりに少ないとやはり達成感が得られませんし、逆に多すぎると次の冒険への意欲が半減してしまいます。
本書ではそれらのバランスのとり方について、PCのレベル毎に丁寧に解説してありますので、本書があればそれらのバランス調整がぐっと楽になるでしょう。
プレイヤーズ・ハンドブックが、「熟読してよく理解しておくべき本」であるのに対し、本書は「どうすればいいのか迷ったときに開いて手引きとする本」であると言えるでしょう。