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しかし、本書の見所はそれに続く、具体的な悪のギミックである、憑依、呪い、生贄、悪の残留効果といったシナリオのネタになる第二章の選択ルール、拷問道具や悪のマジックアイテムが収録された第三章の悪の装備品、第四章の特技、第五章の上級クラス、第六章の魔法、第八章の悪のモンスターなどでしょう。
これらはシナリオのネタとして、倒すべき悪を協力で凶悪な、そしてそれ故に敵役として魅力的な存在にしてくれます。
そして、本書の最大の脅威にして魅力が第七章の悪の王です。互いに対立し合うデーモンとデヴィルの王達、オルクス、グラズト、デモゴルゴン、バールゼブル、メフィストフェレス、アスモデウスといった多次元宇宙で最も凶悪な悪の支配者達──彼らは善を脅かすだけでなくお互いで争い合う存在なのです──がデータと共に掲載されています。
そして、付録としては悪のPCをゲームに取り入れるガイドが載っています。善が善であるために魅力的な悪は不可欠であるが故に、その魅力的な悪を生み出す本書もまた魅力的なのです。