ダワ(月)という名の犬が、その美声(遠ぼえリーダーとして適任)と人語を解する能力から、ティンプーのある野良犬グループの頭領になる。
人語を解する老犬などの導きで正しいゾンカ(ブータンの国語)を習得したり・・・・
ある時、ふと気がつくと皮膚病にとりつかれていた。
遠くの聖地に巡礼をして病が癒えたという話を聞き、ダワはブムタンを目指して旅にでる。
様々な犬関係の中から様々な事を学び、気がついたときには病が癒えていた、という「深くモノを考える犬」の物語。
ブータン旅行経験者には、その道中の地名や風景が実感として受けとめることができる、という楽しみもあり,私の好きな物語。
作者クンサン・チョデンさんはブータン初の女性作家で、その生家(中央ブータン奥にあるパレス)は博物館として公開されている。