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ダロウェイ夫人 (集英社文庫)
 
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ダロウェイ夫人 (集英社文庫) [文庫]

ヴァージニア・ウルフ , 丹治 愛
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 750 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

モダニズム小説の傑作
現在と過去を自在に行き来し、青春時代を回想する「意識の流れ」の文体で、クラリッサ・ダロウェイの1923年6月、第一次大戦の傷跡残るロンドンのある一日を描く。モダニズムの代表作。

内容(「BOOK」データベースより)

1923年、6月のある水曜日。第一次世界大戦の影響が残るロンドンでクラリッサ・ダロウェイは、自宅で開くパーティのため、花を買いに街に出る。瑞々しい生命力に溢れるロンドンを歩きながら、ダロウェイ夫人の意識は青春時代と現在を自在に行き来し、心に無数に降りそそぐ印象を記す。あらゆる過去の一日が充満した一日を「意識の流れ」の手法で、生、死、「時」を描いたモダニズム小説の代表作。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/8/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087605353
  • ISBN-13: 978-4087605358
  • 発売日: 2007/8/21
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 158,523位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amiyako
形式:単行本
装丁が美しく、丁寧な訳注やロンドン地図や図版などがついているので、この版はおすすめです。
映画『めぐりあう時間たち』をきっかけに、ウルフを手に取りました。

「意識の流れ」、平たくいえば心象を追っていく書き方です。1925年の作品で、現代人にはまだるっこしく思われるような部分もあるかと思いますが、描写そのものが美しく、また、鐘の音や飛行機をきっかけに、人物の視点を切り替える手法など、工夫が凝らされています。ちょっとしんどさは感じましたが、しだいに描写に引き込まれ、長編のうねるような流れに乗り、最後には感動がありました。
「人生」を正面きって「一日」で描こうとしたウルフのアイデアと勇気を尊敬しています。今読んでも新鮮な稀有な一冊だと思います。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
映画をきっかけに読んだ、などというと
ちょっと恥ずかしいのですが事実です。
そしてこれが最高峰の上質文学の一つであることに衝撃を受けました。
どうして今までウルフを読まなかったんだろうって。

物語でも読むように筋を追うというタイプの本ではないので
ある程度文学を読むのに訓練された読み手でないと読みづらいことは確かですが
美しくはりめぐらされた蜘蛛のいとにからめ捕られるように
言葉のうねりに身をまかせると
ウルフの作りだした文学空間の美しい小庭で遊ぶことができるでしょう。

このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ダロウェイ夫人=クラリッサが、とある晴れた日に、お茶会を開催する。
そのロンドンの、たった一日の物語。

「意識の流れ」という手法は、名前は聞いたことはあったが、実際に読んだのは、本作がはじめてだった。(ジョイスやプルーストはハードルが高い)
まるでバトンを手渡していくように、意識の主体はさまざまな人に流れ、現在も過去もないまぜになって語られる。

色とりどりの糸が、交互にかさなって、一枚のタペストリーを作るような構成。
はじめは何のことだか分からない。読みにくくて投げ出したくなる。
だが読み進めていくうちに、模様がだんだん見えてくる。
思いもよらないところでつながって、ひとつの流れに集約されていくのがおもしろい。
やや読みにくい印象を受けるが、慣れればゆったりとした流れを堪能できる。

個人的に、ピーター・ウォルシュのキャラクターがいい。
なんだかんだと文句や理論を述べながら、クラリッサに恋をしている姿が好ましく思える。

人間や世界を、外側からではなく、内側からのぞいてみるおもしろさ。
意識と心だけでできた世界に、ゆらりと流れてみては。
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