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私はこういう粘着質の恋愛話は苦手なのです。
しかし、いろいろな立場から生じる悩みやたくらみなどはただの愛憎劇では無い…ということでしょうか。
貴人の気まぐれに少々うんざり。
でもがまん…。
ダルタニャンの冒険活劇物語をずっと読み進んでいくと、この恋愛編はかなり異色に感じられますが、騎士の戦いの時代から平安の時代への遷り変わりに拠るのでしょう。もちろんこのあとに続くクライマックス・鉄仮面へと物語に伏線はいろいろ仕掛けられています。アラミスが出てきたら要チェックですね。
国王から熱烈に愛されるラ・ヴァリエールはその過分な寵愛と本人の大人しくて無垢な性格によって、宮廷では目の敵にされます。太后、王弟妃、王妃の3人の女性によって追放されるところなど、まんま『源氏物語』でしょう。彼女が国王を慕うのは‘策略によって’と人物紹介にありますが、どんな策略があったのか、本文を読んでも今ひとつよくわかりませんけど。
ポルトスの奇人怪人ぶりと、ダルタニャンとの掛け合いにいつも笑わせられます。アトスは本作には姿を現しません。
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