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33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大島弓子作品の到達点を凝縮した一冊,
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レビュー対象商品: ダリアの帯 (白泉社文庫) (文庫)
大島弓子さんが1983~85年頃に発表したうち7作品を収録した本です。ちょうど物語としての完成度が頂点を極めていた頃の作品で、特に表題作の「ダリアの帯」は、大島作品の最高峰と断言してよい傑作です。【収録作品】 乱切りにんじん 大島作品の常ですが、作者の意図がさりげなく、けれども宝石のように力強く作品の隅々に散りばめられているので、ありふれた漫画のように軽く一読しただけでは、感じることは出来ても理解できないと思います。特に「ダリアの帯」は複雑な入れ子構造のような物語になっているので、もしこの本で初めて大島作品を手にされた方は比!較的分かりやすい「水枕羽枕」から読まれることをお勧めします。 「水枕羽枕」は、主人公で少しドジな妹の品田陸と、大人びた姉の品田陸の姉妹を中心に、二人の恋愛を描くように一見読めてしまう作品です(ここで騙されてはいけません!)。けれども、この作品の根底には「私」が存在することの不安や、理由の欠落感が横たわっています。 生まれていなければ そうした根源的な不安の中から、主人公は結果として強く現実を受け止め、自分を肯定し、それと共に読者に突きつけられた暗い影も消え去ります(詳細は本を読んでください!)。 これ以外に収録されている作品も、ファンシーな!絵柄で、私たちが抱く孤独やそれに似たものを読むものに突きつけてます。それは辛いことです。しかし大島弓子さんは、それでも希望があることを示してくれます。 小難しいことを書き過ぎましたが、読めば感じることはできます。涙することもあると思います。購入して後悔することは無いと思います。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大島弓子 最高傑作 !!!,
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レビュー対象商品: ダリアの帯 (白泉社文庫) (文庫)
大島弓子作品の最高傑作かもしれないと、ひそかに思っている傑作。「愛」とは。「いのち」とは。そういう重いテーマをそこはかとなく見つめさせてくれる。 その上で、いかに生きるべきか、日常としての「生」をどう処すべきか 「たましい」って何か―― 繰り返しになるが、深くて重い「課題」を軽やかに、爽やかに、たおやかに語ってくれる。大島弓子は「スピリチュアル」を語る稀有な表現者である。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人の心を捉えた短編集,
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レビュー対象商品: ダリアの帯 (白泉社文庫) (文庫)
表題作「ダリアの帯」は、喪服にダリアの帯を締めるという突飛な発想に由来します。若くして結婚し、はじめの頃の情熱を無くした夫婦の意外な絆を描いた作品です。 妻は流産をきっかけに心の均衡を崩していきます。その妻をすでに愛情が冷めていたかに 思えていた夫の目を通して描いています。救いの無いようで救いのあるお話です。 他には、両親の離婚を小学生の子供の目で描いた作品や、瀕死の重傷から回復する 女子中学生の話や、強烈な性格の姉とおとなしい性格の妹を妹の視点から描いた作品など、 人の心をさらりと描いた作品が入っています。 大島弓子の小説のような短編を集めた作品集の中でも、とくに心に残る作品が おさめられています。
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