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ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
 
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ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション) [文庫]

有栖川 有栖
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

サルバドール・ダリの心酔者の宝石チェーン社長が殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルに隠された難解なダイイング・メッセージに挑む推理作家有栖川有栖と犯罪社会学者火村英生!

内容(「BOOK」データベースより)

幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人―サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けた、この天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が…。事件解決に立ち上った推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なダイイングメッセージに挑む。ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。

登録情報

  • 文庫: 443ページ
  • 出版社: 角川書店 (1993/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041913012
  • ISBN-13: 978-4041913017
  • 発売日: 1993/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
加筆版です 2004/6/1
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:単行本
この単行本は、元々文庫書き下ろしとして角川文庫で上梓されたものの加筆版。
有栖川&火村コンビ第二作。
二人のボケツッコミ(主に有栖川のセルフボケツッコミだが)もスムーズになってきていて、まずはそれが楽しい。

舞台設定は奇妙だが、毎回のことながら人物設定が巧みで書き分けもわかりやすい。動機は恋愛かそれとも財産争いか?という正に「色か欲か」という基本だが、容疑者が次々と出てきては最後まで二転三転、火村もあちらこちらへと迷う。本格推理として期待を裏切らない作品だ。

「国名シリーズ」の短編が限られた紙数の中でのアイデア勝負、純粋パズルの一気呵成な感じであるのに対し、長編はじっくりと二人のやりとりが楽しめる(この傾向は、長編最新作『マレー鉄道の謎』ではアリスの余裕も垣間見せつつますます期待が高まる!)。

特にこの『ダリの繭』では火村の意外な面や微笑ましいやりとりが多い。何せ、のっけからアリスの出版と火村の誕生日祝いを兼ねてフランス料理屋で食事である。友人が少ないのかどうなのか。もちろんこのシーンも本編に関係があるところがまたにくい。その他にも・・・(あとは本編でご確認を)

陰鬱に終わらない読中感、読後感も、悲しみを損なわずに余韻を残す。枝葉の部分の構築も細かくて隙がない。
特に犯人が明らかになる大詰めの書き方は悲しくもすがすがしい。
有栖川も知らない火村の過去も、次作『海のある奈良に死す』以降でも少しずつ明らかになっていくことだろう。こちらも興味津々だ。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ますます好調 2003/1/10
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
有栖川&火村コンビ第二作。二人のボケツッコミ(主に有栖川のセルフボケツッコミだが)もスムーズになってきていて、まずはそれが楽しい。
舞台設定は奇妙だが、毎回のことながら人物設定が巧みで書き分けもわかりやすい。最後まで二転三転する推理も飽きさせないし、本格推理として期待を裏切らない作品だ。

殺人事件とは哀しいものだが、陰鬱に終わらない読中感、読後感も、悲しみを損なわずに余韻を残す。
有栖川も知らない火村の過去も、次作『海のある奈良に死す』以降でも少しずつ明らかになっていくことだろう。こちらも興味津々だ。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nash13
形式:文庫
火村教授(作家アリス)シリーズ第2弾。前作と比較するとキャラクターの輪郭が整ってきており、犯罪心理学者をいいことに警察内部に入り込む火村とワトソン役である有栖川のコンビの推理が楽しい。物語はサルバドール・ダリの人間的な背景を重要視している。つまり女性を巡る物語であり、プロローグとエピローグに帰結させる展開は、どこか神秘的な匂いさえ感じさせる。また作家有栖川有栖の隣人である女性(と鳴かないカナリア)が登場するあたり、作者のユーモアも効いており洒落ているね。事件そのものも奇想天外で、フロートカプセルに浸かりたくなること必至。トリックに挑む火村が格好良いんだな、また。
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最近のカスタマーレビュー
作者の自分本意な展開になってしまったところが残念
読者にミスリードさせすぎ。
途中で急激に物語が二転三転させるため、最初の予想からどんどん犯人の見当が変わっていく。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: スイスロール
火村英生が苛まれる自分自身の繭
火村&有栖川コンビの二作目です。本書はタイトルが示す通りサルバドール・ダリの世界観をフィーチャーした物語に仕上がっています。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/22 投稿者: Martha Argerich
ダリの繭と私の繭
「繭」という名の 殻が

自分にとって何なのか

そして

それは その人の人生を... 続きを読む
投稿日: 2006/5/18 投稿者: 3度バック
フロートカプセル
有栖川、火村コンビの推理も冴えてますが、サスペンスとしての謎解きよりも作品の世界観が好きです。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/27 投稿者: Tochitli
ダリ好き?
 火村シリーズの一冊。

 謎を盛り上げるだけ盛り上げておいて、結末が…。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/13 投稿者: 志村真幸
シュールレアリズム。
最後まで誰が犯人なのかわかりませんでしたので、ハラハラしながら読みました。本当に。いつもながら火村センセイのシャープな名推理に脱帽。... 続きを読む
投稿日: 2002/7/24 投稿者: "coa"
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