パンチェン・ラマの生まれ変わりは6歳になる少年だった。
彼の失踪の背後には、チベット亡命政府と中国政府との複雑な争いが見え隠れする。
知られざるチベットの歴史、政治、仏教の謎に迫る、スリル溢れるノンフィクション作品。
ことのはじまりはパンチェン・ラマ十世が50歳の若さで急死したことにあった。転生ラマをめぐり、中国とチベット亡命政府のかけひきの中、95年5月半ば、突如ダライ・ラマはパンチェン・ラマ十一世を発表。その生まれ変わりとされる6歳の少年は、両親、兄弟、ともに中国公安局に連れ去られ、消息を絶った。転生者探しの顛末は? 中国とチベットの関係は?
本書はイギリス人ジャーナリストの著者が、綿密な取材力で克明に描いたノンフィクション作品である。
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