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ダメットにたどりつくまで (双書エニグマ)
 
 

ダメットにたどりつくまで (双書エニグマ) [単行本]

金子 洋之
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

議論のつながりが見えてくれば、ダメットは面白い!反実在論の根本にあるフレーゲおよび直観主義の解釈から始める。

内容(「MARC」データベースより)

議論のつながりが見えてくれば、ダメットは面白い! 反実在論の根本にあるフレーゲおよび直観主義の解釈から始め、意味理論までを詳しく解説した、ダメット哲学への本格的な入門書。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 勁草書房 (2006/4/11)
  • ISBN-10: 432619913X
  • ISBN-13: 978-4326199136
  • 発売日: 2006/4/11
  • 商品の寸法: 19 x 14.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山悠
形式:単行本
 ダメットの著作を読んで、ダメットが結局何を言いたいのかよくわからなかった人には、まさに救いとなる本です。

 ダメットの本の難しさは、なんといってもダメットが何を主張したいのかがよくわからない点。

 例えば、ダメットといえば「反実在論」なわけですが,同時にダメットはフレーゲを非常に高く評価しています。そうすると、「あれ?フレーゲって数学的にはプラトニズムじゃなかったけ?」となるわけです。フレーゲ→ダメットというラインだけ考えるとこの辺りがよくわからないです。

 そうした疑問を解き明かしてくれるのがまさにこの本。フレーゲの背景にはフレーゲだけではなく,数学の直観主義とウィトゲンシュタインの考えがあり、著者があとがきで書いている所を引用すると、「ごく大雑把に言えば、直観主義論理の意味論をウィトゲンシュタインの「意味は使用である」という発想にもとづいて解釈し直し、それにフレーゲの「意義」を結びつけることによって、彼の反実在論は成立している。(240p)」ということなのです。

 特にこのダメットとウィトゲンシュタインのつながりに関しては、ウィトゲンシュタインとクワインやデイヴィドソンとの差異ともリンクしていて非常に興味深いです。

 入門書とはいえ、フレーゲの「意義」と「意味(指示)」のちがいや、ウィトゲンシュタインのいくつかのアイディア、デイヴィドソンの真理条件説などについて多少は知っていないと苦労する本かもしれませんが、そうしたことを知っていて、なおかつ興味がある人には間違いなくお薦めの本です。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
僕自身は、この本を通してダメットに接近しようとしている以上、ダメットの読みとして正確か、といったことは評価のしようがない。しかし、そんなことはハナからどうでもいい。この本は、ダメットのモノグラフィーでありながら、それ以上に、一つの立場を著者・金子洋之氏が責任をもって提示する書でもある。そして、それがそれ自体としてとても面白いのだ。直観主義を媒介にしながらプラトニズムから反実在論へ反転していく流れ、ホーリズムに反旗を翻す分子論的言語観、分析哲学における一つの興味深い立場が、実に分りやすくコンパクトに提示されている。デイヴィドソンに共感する僕でさえ、一瞬、説得されそうになってしまった。

この本を手引きとしてダメットの著作に踏み込むもよし、あるいは金子氏自身の示した立場と真剣に格闘するもよし、とりわけ後者の意味で読めるという意味で、この本は実に優れたモノグラフィーだ。本当に面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
分析哲学の巨人ダメットについては、分析哲学を学ぶ者だれもが喋々とするが、
その割にダメットに関するモノグラフは一向に出版されない。
「ダメット曰く云々」と利口ぶって物知り顔で哲学談義をする哲学博士課程の
院生たちは(こういう輩は往々にして生半可な論理学の知識をひけらかしたりする)
、結局のところダメットを全然理解していなかったということだろうし、翻訳以外で
ダメットを読んでこなかったということだろう。
 さて本書だが、丁寧に書かれた良書である。あらかじめダメットを少し知っていな
いとキツイ箇所もあるが、それでもこれからダメットを読もうとしている人にもお勧め
の一冊である。ちょっとだけ記述がクドイ(丁寧すぎる)感があったので星4つ。
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