営業現場にノルマ制や成果主義を導入する企業は多い。だが、結果ばかりに重点を置く経営を続けると、営業マンが買う気のない顧客にしつこく営業したり、成果や手柄を得るために苦手なことにも無理に手を伸ばすことになり、無駄が生じる。マネジャーは結果ばかりにこだわるのではなく、営業マンと一緒に営業プロセスの段階にある問題点をチェックし、解決策を議論することが重要。そのためには、営業プロセスを正確に記録し、社内で共有する仕組みを作る必要があると説く。
「いいモノを作ろう」というこだわりの強い製造現場では、商品の高性能化、高品質化を目指しがち。だが、本書はそうした商品は必ずしも消費者が求めるモノとは合致しないと指摘する。モノ作りでは満点や完璧を追い求めるよりも、合格点を決めてそれを追求することが重要。そのためには、顧客が何に価値を置いているかを理解することを最重視すべきと解説する。
古い発想の経営者が、科学性、客観性、本質論を無視したまま企業改革を行っても、社員は疲弊するばかりで一向に成果は出ないと主張している。
(日経ビジネス 2005/05/23 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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